授業を充実させる3つの力

私たちには「確かな授業」をすることが求められている。
力のつかない授業は「授業」ではない。
また,税金の上に成立している公立学校の教師として,「結果責任」が問われることは言うまでもない。
授業を充実させるには,3つの力が必要である。
1つ目は「授業をデザインする力」
2つ目は「指導する力」
3つ目は「評価する力」
いわゆるP・D・S(Plan&Do&See)である。
どれか一つが欠けても授業の充実は望めない。
意外と顧みられないのが「評価する力」ではないだろうか。
授業をやったらやりっ放し。
次の時間の教材研究はやるが,今日やった授業の評価はしない。
毎時間の終わり,1日の終わりに少しだけ時間をとってほしい。
せめて気になる子についてだけでも記録をとっておきたい。

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて  田村学

 今日の文科省メルマガより。
 これは見ておいて損はない。

□【お知らせ】20分で学べる!校内研修シリーズ No25「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて
                                〔総合教育政策局教育人材政策課〕

本動画では、國學院大學田村学教授がアクティブ・ラーニングの具体に迫ります。授業ビデオを見ながら、児童生徒の認識や技能、活動の変容に視点を置いて、子供たちの学ぶ姿を「見取る」ための視点を解説します。

 ※教職員支援機構ウェブサイト内
  http://mailmaga.mext.go.jp/c/afaPaaeRmy3D8obE

  ネットいじめやコーチングなど、他にも90タイトルを配信中!


          〈クリックで拡大〉

画像


画像

工藤直子 「かんがえごと」

 工藤直子さんの「かんがえごと」という詩。
 ‥‥の後のことばがいい!
  「はてな?」が10回考えたら「わかった!」になった。

 かんがえごと     工藤直子
    
  こねずみは みんな
  どんぐりをかじりながら
  かんがえごとをする
  ひとつかじって・・・・はてな?
  ふたつかじって・・・・なるほど
  みっつかじって・・・・そうか
  よっつかじって・・・・でもね
  いつつかじって・・・・ええと
  むっつかじって・・・・しかし
  ななつかじって・・・・たとえばさ
  やっつかじって・・・・つまり
  ここのつかじって・・・・やっぱり
  とうで とうとう わかった!
  きょうは 10こ かじったので
  10こぶん かんがえごとが できた

小学校低学年の作文教育とは

 無藤隆先生のブログから。
 お役に立てば幸い。


 ―小学校低学年の作文教育とは―

  5つほどの指導が必要となる。

1 体験的活動を言葉に表す。
  そのために、気づきを言葉にすることを補助すると共に、定型
 に乗せる練習が必要である。(言語化。)
2 言葉による口頭の発表を質疑により膨らませ,それを文章化
 する。
  そのために教師が板書その他で助ける。(自律化。)
3 図表や絵柄を含めた描き方で各事柄を豊かにし、それをリニア
 ーに並べ直す。
 (例えば、マップ上の各々のエリアごとの活動のポイントを書き込
  み、それを順序に並べ直す。)(線形化。)
4 順序の配列を目標志向的にする。
  目標―手段関係に構造化し、目標を明示し、その下で手段とし
 ての時間的配列による記述を行う。その発展として、各パートの
 目的との関連性を明示する。(目標手段 関係化。)
5 語ることとそこでの出来事へのまとめ的コメントという分け方の
 定型を学ぶ。
  最後に「楽しかった」などと記すのは実はその構造の芽生え的
 やり方である。(主題化。)

忙しいからできない

 無藤隆先生の書かれたものを転載させていただく。

「忙しいからできない」

 日本の至る所の幼稚園・保育園や小学校・中学校で、要領・指針で推奨していることや先進的研究者
・実践者の提言を聞いて、もっともだと思っても、忙しいからできない、現場を知らないからそういう、
という弁明が聞かれます。
 そこを何とか考えようというのがカリキュラム・マネジメントですが。
 忙しいからできないということで済ませていたら、質の改善などできはしない。人が増えないからで
きないと、半ば正しいにしても、すぐにはどうにもならない外の政治要因のせいにして、自分ができる
ことを探そうとしない。
 そこで、いや実践としてやっている園・学校があると紹介すると、それは特別だ、附属だから、カリ
スマ園長・校長がいるから、で済ませる。
 忙しいことは事実のはずで誰もそれを否定しない。
 だから新しいことを入れるとは、勤務の見直しを園・学校としてトータルに行う必要がある。そこで
無駄なことなどはないのだから、優先順位を決めて、また1つの掛ける時間を減らす効率化を工夫する。
もちろん時には練習が必要で、それは余分な時間が必要になる。
 例えば、保育の時にデジカメないしスマホを持って写真を撮ることも忙しくてできない、ましてパソ
コンに取り込んだものでお知らせを作るなどはできるわけがない、という言い訳がすぐに出てくる。
(保育は子どものために全力でぶつかるので写真が撮れないというのはずいぶんと怪しい言い訳だと私
は思うが。)若い人がしょっちゅう至るところでスマホで写真を撮り、年寄りがデジカメでやたら撮り
まくっているのを見たら良い。ちっとも邪魔になどならない。さらに言えば、時には子どもとやりとり
するだけでなく、見渡すゆとりがあって保育はよくなる。
 パソコンに取り込んだものから写真を選んで数行のコメントをつけるくらい、慣れれば10分かせい
ぜい15分でできる。それはやっているとことはなんとかやっている。パソコン操作に慣れていなくて
も1時間教われば一人でできるようになる。
 こういうワークショップをいろいろなところでやったらどうだろうか。写真・パソコンのスキルと、
日課の見直しの双方である。

「教科書の役割について」

 今日の文科省メルマガより。


【コラム】「教科書の役割について」
〔初等中等教育局教科書課長 森友 浩史〕

<はじめに>
 教科書課の森友と申します。昨年は、このメルマガで障害のある児童生徒のための音声教材について、ご紹介させていただきました。
2020年4月からの新学習指導要領の全面実施に対応して教科書も新しくなり、また、2019年4月から学習者用デジタル教科書に係る制度もスタートした中で、今回は、教科書の果たす役割についてお話したいと思います。

<教科書が公教育に果たしてきた役割>
 教科書は学校の教育活動における主たる教材と位置付けられており、子供たちの教育に非常に大きな役割を果たしています。レイアウトや記述内容の工夫など、教科書発行者の様々なご努力によって、各学年で学習する内容がとても分かりやすくまとまっています。
 さらに、全国津々浦々の学校に4月の新年度に合わせて確実に教科書を届ける完全供給の実施は、日本の公教育を支える基盤の一つとなっています。特に去年は日本各地で非常に大きな自然災害に見舞われましたが、関係者のご尽力によって、被災して教科書がなくなってしまった児童生徒に対して、速やかに教科書が供給されました。学校の再開には、教科書は欠かせない存在です。
 また、文科省では教科書バリアフリー法に基づき、教科書発行者からの教科書データの提供とボランティア団体の協力を得て、教科用特定図書等として、拡大教科書、点字教科書、音声教材などの普及に取り組んでいます。
 昨年もご紹介したとおり、このうち音声教材は、発達障害などにより、教科書で文字を追うことが難しい子供に対し、パソコンやタブレット端末等を利用して音声による読み上げをするもので、年々利用実績は増えているものの、まだ全国的な認知は低い状況にあります。利用者からは効果があったという声も届いています。もし発達障害などで教科書を読むことにストレスを感じている子供がいれば試してみていただきたいと思います。
詳しくは文部科学省のウェブページをご参照ください。
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aeyqaaeRxW143FbK

<これからの教育における教科書の役割>
 現在、小学校の新学習指導要領の実施に合わせて、新しい教科書の検定が行われたところであり、特に小学校では、外国語が新しい教科として位置付けられ、検定教科書も発行されます。
 新学習指導要領に基づいた新しい教科書では、新学習指導要領における主体的・対話的で深い学びを実現する上での工夫などが施されており、教科書は一層重要な役割を果たすようになると考えています。
 また、デジタル教科書をどう位置付けていくかという議論もあり、今年4月から、改正学校教育法をはじめとする関連法令が施行され、学習者用デジタル教科書が学校現場で紙の教科書と併用できるようになりました。制度としてデジタル教科書も使えるという中で、教科書の可能性がより一層広がります。学校現場でデジタル教科書の活用を図るためには、ICT環境の整備が必要であり、そのための取組が重要です。
 一方で、紙の教科書も大切な教材として位置付けられていることに変わりはありません。
また、デジタル教科書の効果的な活用を広げていくためには、どうすれば子供たちの興味関心を引きながら授業を展開できるのかについてより多くの教師に知っていただくことが重要です。
 文部科学省としても、昨年末に「学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン」を作成し、全国の教育委員会に配布したのをはじめ、デジタル教科書の実践事例集を3月に公表しております。これらによって効果的な使い方を理解していただいた上で、各学校でデジタル教科書を活用していただき、そこで得られた効果をICT教育の推進などに役立てていただきたいと思います。文部科学省は今後、デジタル教科書の効果的な実証研究に取り組み、学力面や学習面、健康面でデジタル教科書の本格的な検証を進めた上で、今後の在り方を検討していきます。

<教科書無償措置の意義>
 教科書については、子供たちの学びがより充実したものになるよう、教科書会社でいろいろな工夫が施されています。実際に教科書を活用して教育をするのは全国の教師の方々でありますので、もとより教師の方々の果たす役割はとても大きく、文科省も教科書に関する施策を着実に進めてまいります。
 教科書が果たす役割の重要性に鑑み、日本では1962年に無償措置法が制定され、以来、60年近く義務教育における教科書の無償給与制度が続いています。教科書の無償は当たり前のように受け止められていますが、その財源は税金でまかなわれています。教科書がなぜ無償なのか、その意味を保護者や子供が改めて考える機会が大事なのではないかと思っています。新しい教科書を手に取った子供たちや保護者に対して、ぜひ教科書の役割や無償給与に込められた意味に触れる機会をつくっていただければとも思っています。

 文科省メルマガから紹介したい。


・初等中等教育分科会(第122回) 配付資料
 http://mailmaga.mext.go.jp/c/aexWaaep2AyYkKbI

 以下は抜粋。

中央教育審議会において審議をお願いしたい事項
1.新時代に対応した義務教育の在り方
 ○ 基礎的読解力などの基盤的な学力の確実な定着に向けた方策
 ○ 義務教育9年間を見通した児童生徒の発達の段階に応じた学級担任制と教科担
  任制の在り方や、習熟度別指導の在り方など今後の指導体制の在り方
 ○ 年間授業時数や標準的な授業時間等の在り方を含む教育課程の在り方
 ○ 障害のある者を含む特別な配慮を要する児童生徒に対する指導及び支援の在り
  方など、児童生徒一人一人の能力、適性等に応じた指導の在り

4.これからの時代に応じた教師の在り方や教育環境の整備等
○ 児童生徒等に求められる資質・能力を育成することができる教師の在り方
○ 義務教育9年間を学級担任制を重視する段階と教科担任制を重視する段階に捉
え直すことのできる教職員配置や教員免許制度の在り方
○ 教員養成・免許・採用・研修・勤務環境・人事計画等の在り方
○ 免許更新講習と研修等の位置付けの在り方など教員免許更新制の実質化
○ 多様な背景を持つ人材によって教職員組織を構成できるようにするための免許
制度や教員の養成・採用・研修・勤務環境の在り方
○ 特別な配慮を要する児童生徒等への指導など特定の課題に関する教師の専門性
向上のための仕組みの構築
○ 幼児教育の無償化を踏まえた幼児教育の質の向上
○ 義務教育をすべての児童生徒等に実質的に保障するための方策
○ いじめの重大事態、虐待事案に適切に対応するための方策
○ 学校の小規模化を踏まえた自治体間の連携等を含めた学校運営の在り方
○ 教職員や専門的人材の配置、ICT環境や先端技術の活用を含む条件整備の在り方
中央教育審議会において審議をお願いしたい事項

          〈クリックで拡大〉
画像

小学校プログラミング教育に関する資料〈文科省より〉

 次の資料が公開された。
 どちらも役立ちそう。
 ダウンロードして保存しておくといい。


  ・小学校プログラミング教育に関する資料
   http://mailmaga.mext.go.jp/c/aexvaaep2f6Z7SbM

  ・小学校プログラミング教育に関する研修教材
   http://mailmaga.mext.go.jp/c/aexvaaep2f6Z7SbN

          〈クリックで拡大〉
画像


画像

文科省メルマガから(教科書編修趣意書)

 今日の文科省メルマガより。
 こういうものがあることを知らなかった。
 これはとてもおもしろい資料。
 目を通しておきたい。

・教科書編修趣意書 小学校 道徳(平成30年度検定)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbN
・教科書編修趣意書 小学校 国語(平成30年度検定)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbO
・教科書編修趣意書 小学校 社会(平成30年度検定)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbP
・教科書編修趣意書 小学校 算数(平成30年度検定)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbQ
・教科書編修趣意書 小学校 生活(平成30年度検定)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbR
・教科書編修趣意書 小学校 音楽(平成30年度検定)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbS
・教科書編修趣意書 小学校 図画工作(平成30年度検定)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbT
・教科書編修趣意書 小学校 家庭(平成30年度検定)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbU
・教科書編修趣意書 小学校 体育(平成30年度検定)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbV
・教科書編修趣意書 小学校 外国語(平成30年度検定)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbW
・教科書編修趣意書 小学校 国語(平成30年度検定)国語
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbX
・教科書編修趣意書 小学校 国語(平成30年度検定)書写
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aewoaaep21iB3fbY


 一部を画像で紹介する。

          〈クリックで拡大〉
画像


画像

大事にしたい子どもの自己評価

 新学年が始まって1ヶ月が経過した。
 授業も充実してきていることだろう。
 過去に書いたものだが,紹介したい。

 評価には三つの側面がある。
  A.教師がする子どもの評価
  B.子どもがする自分(たち)の評価
  C.教師がする教師の評価
 以上3つである。
 「指導と評価の一体化」と言った場合の評価は、これら3つの評価が一体となって実施されなくてはならない。
 A.の評価(いわゆる成績をつけるための評価)のみを中心視する教師は未だ多い。
 B.は子どもたちの自己評価、相互評価であり、
 C.は教師の自己評価である。

 子どもの学習状況の評価は、学習目標の到達状況をとらえる(Aの評価)と同時に、指導方法が適切であったかどうかをチェックし、指導の改善に生かさねばならない(Cの評価)。
 また、実施するにあたっては、長いサイクル(単元ごと)と短いサイクル(毎時間)の評価を考えねばならない。
 毎時間の学習指導において、子どもたちの学習状況を細かく見取り、その時間の目標に到達できなかったと判断される子には適切な補充指導を行う。
 また、本時の自分の指導はこれでよかったのかをふり返るなど、以後の指導に生かす評価を行うことが授業を改善し、そして授業の力量を高めていくことになる。
 さらに、B.の児童の自己(相互)評価も大切にしたい。
 評価は教師だけがするものではない。
 児童にとっては、自らの学習状況を知り自分を見つめ直すきっかけとなり、その後の学習意欲を高めるという目的もある。

 この3つの評価で,もっとも重要視したいのはB.の児童の自己(相互)評価である。
 教師が子どもを評価して,力がついたかどうかを判断し,目標を達成できなかった子に対して追加の指導をする。
 この場合,目標を達成できたかできなかったかを,子ども自身が適切に評価できればこれに勝る評価はない。
 これができれば「授業改善」という評価のねらいも満たすことがでる。
 このためには,子どもが自己評価できる授業をする必要がある。
 もっとも簡便な方法は,授業開始時に今日の学習のめあてを知らせ,終了時にふり返らせる,というものである。
 私はこれを実際にやっているが,継続して実践するとかなりの自己評価力がつく。
 時間がかかると言われる方には,挙手ですませる方法もある。
 たったこれだけのことだが,まずはやってみること。
 根気よく続ければきっと授業が変わってくる。

文科省「虐待対応の手引き」作成

 今朝の朝刊にも掲載されていた。
 各学校にも配付されると思うが,ダウンロードして持っておくとよい。

 学校は毅然とした対応を・・・・・・・・文科省「虐待対応の手引き」作成


 文部科学省は2019年5月9日、「学校・教育委員会等向け虐待対応の手引き」を公表した。
 学校や教育委員会などの関係者が虐待と疑われる事案について、迷いなく対応に臨めるよう具体的な対応方法についてまとめている。

 ◯ 学校・教育委員会等向け虐待対応の手引き
   http://mailmaga.mext.go.jp/c/aetWaaeplV835gbK


          〈クリックで拡大〉
画像


画像


画像

全国学力・学習状況調査 変更点と新指導要領の関わりとは?

 明治図書のネット教育ニュース「教育ZINE」から。

 ◇ 全国学力・学習状況調査、今年も実施! 変更点と新指導要領の関わりとは?

  鍾愛は以下を参照。

   https://www.meijitosho.co.jp/eduzine/news/

          〈クリックで拡大〉
画像

新しい時代の初等中等教育の在り方

 今日の文科省メルマガより。

【お知らせ】中央教育審議会「新しい時代の初等中等教育の在り方について」(諮問)
 4月17日に行われた中央教育審議会において、柴山文部科学大臣から、
  1. 新時代に対応した義務教育の在り方
  2. 新時代に対応した高等学校教育の在り方
  3. 増加する外国人児童生徒等への教育の在り方
  4. これからの時代に応じた教師の在り方や教育環境の整備等
 の4つの事項を中心とした「新しい時代の初等中等教育の在り方について」諮問を行いました。

 本諮問は、初等中等教育における様々な課題を克服し、新しい時代を見据えて教育の質を高めるために総合的な検討をお願いするものであり、これからの教育、ひいては我が国の未来を左右する、非常に重要なものです。

 Society5.0時代の到来といった急激な社会的変化が進む中、子供たちが予測不可能な未来社会を自立的に生き、社会の形成に参画するための資質・能力を一層確実に育成することができる教育の実現に向け、今後、中央教育審議会において、議論を進めて頂きます。

※詳細はこちら
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1415877.htm

          〈クリックで拡大〉
画像


画像

指導と評価

 新学年が始まって2週間が過ぎた。
 授業は順調に進んでいるだろうか?

 私たちには「確かな授業」をすることが求められている。
 力のつかない授業は「授業」ではない。
 また,税金の上に成立している公立学校の教師として,
 「結果責任」が問われることは言うまでもない。
 授業を充実させるには,3つの力が必要である。
 1つ目は「授業をデザインする力」
 2つ目は「指導する力」
 3つ目は「評価する力」
 いわゆるP・D・S(Plan&Do&See)である。
 どれか一つが欠けても授業の充実は望めない。
 意外と顧みられないのが「評価する力」ではないだろうか。
 授業をやったらやりっ放し。
 次の時間の教材研究はやるが,今日やった授業の評価はしない。
 指導のし直しは必要ないか?個別に指導が必要な子は?
 毎時間の終わり,1日の終わりに少しだけ時間をとってほしい。
 せめて気になる子についてだけでも記録をとっておきたい。

中央教育審議会(第123回) 配付資料

 今日の文科省メルマガより。
 興味深い資料が公開された。

・中央教育審議会(第123回) 配付資料
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aeocaaeo3A8rrBbF

 内容は次のとおり。
 資料1 学校における働き方改革の取組状況について
資料2-1 新しい時代の初等中等教育の在り方について(諮問)
資料2-2 新しい時代の初等中等教育の在り方について(諮問)【概要】
資料2-3 新しい時代の初等中等教育の在り方について(諮問)参考資料
資料3-1 新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(中間まとめ)
資料3-2 新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(中間まとめ)【概要】

 その中から1つ紹介したい。
 
― 新しい時代の初等中等教育の在り方について(諮問概要)―
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2019/04/18/1415607_3.pdf

◇現在の学校教育の成果の例
 ●OECD・PISA2015で15歳の子供たちは、数学的リテラシーや科学的リテラシーがOECD加盟国中1位
  など、世界トップレベルの学力水準
 ●全国学力・学習状況調査において、成績下位の都道府県の平均正答率と全国の平均正答率との差
  が縮小するなど学力の全体的な底上げが確実に進展
 ●高等学校の多様化が進み、大学や産業界等との連携の下で様々な教育や、地域社会の課題解決に
  大きく貢献する活動が展開

 知・徳・体を一体で育む「日本型学校教育」は学力水準を高め、社会性を育んできたそれを支えて
きたのは、子供達の教育に志を持つ教師の献身的な取組である

◇社会の急激な変化とともに、次のような課題も顕在化
 ●児童生徒の語彙力や読解力に課題
 ●高校生の学習時間減少や学習意欲の希薄化
 ●大学受験に最低限必要な科目以外を真剣に学ぶ動機の低下
 ●いじめの重大事態や児童虐待相談対応件数が過去最多、障害のある児童生徒、不登校児童生徒、
  外国人児童生徒等の増加
 ●教師は小学校月約59時間、中学校月約81時間の時間外勤務(平成28年度の教員勤務実態調査)
 ●教師の採用選考試験の競争率の減少、とりわけ小学校採用試験の倍率の急落
    [12.5倍(平成12年度)→3.5倍(平成29年度)]
 ●学校のICT環境は脆弱であり、地域間格差も大きいなど危機的な状況
 ●人口減少、少子高齢化の進展により、一市町村一小学校一中学校等の自治体が増加

◇Society5.0時代の教育・学校・教師の在り方
 ●Society5.0時代には、①読解力や情報活用能力、②教科固有の見方・考え方を働かせて自分の頭
  で考えて表現する力、③対話や協働を通じて知識やアイディアを共有し新しい解や納得解を生み
  出す力等が必要
 ●教師を支援するツールとして先端技術を活用し、①地理的制約を超えた多様な他者との協働的な
  学び、②一人一人の能力、適性等に応じた学び、③子供たちの意欲を高めやりたいことを深めら
  れる学びを実現
 ●子供たちの学びの変化に応じた資質・能力を有する教師、多様性があり、変化にも柔軟に対応で
  きる教師集団
 ●「チームとしての学校」の推進

◇中央教育審議会において審議をお願いしたい事項
 1.新時代に対応した義務教育の在り方
  ○ 基礎的読解力などの基盤的な学力の確実な定着に向けた方策
  ○ 義務教育9年間を見通した児童生徒の発達の段階に応じた学級担任制と教科担任制の在り方や、
   習熟度別指導の在り方など今後の指導体制の在り方
  ○ 年間授業時数や標準的な授業時間等の在り方を含む教育課程の在り方
  ○ 障害のある者を含む特別な配慮を要する児童生徒に対する指導及び支援の在り方など、児童生
   徒一人一人の能力、適性等に応じた指導の在り方等
 2.新時代に対応した高等学校教育の在り方
  ○ 普通科改革など各学科の在り方
  ○ 文系・理系にかかわらず様々な科目を学ぶことや、STEAM教育の推進
  ○ 時代の変化・役割の変化に応じた定時制・通信制課程の在り方
  ○ 地域社会や高等教育機関との協働による教育の在り方等
 3.増加する外国人児童生徒等への教育の在り方
  ○ 外国人児童生徒等の就学機会の確保、教育相談等の包括的支援の在り方
  ○ 公立学校における外国人児童生徒等に対する指導体制の確保
  ○ 日本の生活や文化に関する教育、母語の指導、異文化理解や多文化共生の考え方に基づく教育
   の在り方等
 4.これからの時代に応じた教師の在り方や教育環境の整備等
  ○ 児童生徒等に求められる資質・能力を育成することができる教師の在り方
  ○ 義務教育9年間を学級担任制を重視する段階と教科担任制を重視する段階に捉え直すことので
   きる教職員配置や教員免許制度の在り方
  ○ 教員養成・免許・採用・研修・勤務環境・人事計画等の在り方
  ○ 免許更新講習と研修等の位置付けの在り方など教員免許更新制の実質化
  ○ 多様な背景を持つ人材によって教職員組織を構成できるようにするための免許制度や教員の養
   成・採用・研修・勤務環境の在り方
  ○ 特別な配慮を要する児童生徒等への指導など特定の課題に関する教師の専門性向上のための仕
   組みの構築
  ○ 幼児教育の無償化を踏まえた幼児教育の質の向上
  ○ 義務教育をすべての児童生徒等に実質的に保障するための方策
  ○ いじめの重大事態、虐待事案に適切に対応するための方策
  ○ 学校の小規模化を踏まえた自治体間の連携等を含めた学校運営の在り方
  ○ 教職員や専門的人材の配置、ICT環境や先端技術の活用を含む条件整備の在り方


 実際に資料をいくつか紹介する。

          〈クリックで拡大〉
画像


画像


画像

学習評価及び指導要録の改善等について

 本日の文科省メルマガより。
 各学校にも届くはず。
 ダウンロードして持っておくとよい。

・小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について(通知)
http://mailmaga.mext.go.jp/c/aelzaaepn6k5qqbO

 内容は次のとおり。
  1.学習評価についての基本的な考え方
  2.学習評価の主な改善点について 
  3.指導要録の主な改善点について
  4.学習評価の円滑な実施に向けた取組について
  5.学習評価の改善を受けた高等学校入学者選抜,大学入学者選抜の改善について

          〈クリックで拡大〉
画像

級訓と学級目標

 新学年が始まった。
 この時期にやっておかねばならないことの1つに「学級目標」を立てることがある。
 次の文は私が現役のころ書いた文で,このブログでも紹介したが,再度掲載したい。

 最近,校内を回ることが多い。
 授業を参観させていただいている。
 どの教室でも感じることがある。
 学級目標と級訓(スローガン)の区別をきちんとつけたい。
 たいていの教室の正面に学級目標が掲げてある。
 「みんな仲よく」とか「だれもが主役」とか・・・。
 しかし,これは目標ではなく,級訓だと思う。
 学校で言うと校訓。
 学校では,校訓を受けて教育目標があるはず。
 学校では新年度,「今年度の重点目標」を設定する。
 ここには,具体的な項目がいくつか並んでいる。
 私の勤務校の場合,6項目ある。 
 さらに各項目ごとに,それぞれ3~5つの具体項目が並んでいる。
 これらを実現させるために,教職員が一丸となって取り組んでいく。
 「学級目標」もこれと同じ。
 「級訓」が達成されたときの姿を具体化させ,そこから具体的な目標を設定しなければならない。
 これが「学級目標」
 「だれもが主役」の学級とはどういう学級なのか?
 どんなことができれば「だれもが主役」の学級と言えるのか?
 これを年度当初に子どもたちと徹底的に話し合う。
 いろいろな意見が出てくるだろう。
 担任は学級成員の一員であるから,いっしょに考える。
 こうして決まったものが「学級目標」だと考える。
 目標であるから,当然「評価」が必要。
 具体化された学級目標であるから,子どもたちも「できたか」
「できなかったか」,評価しやすい。 
 評価は定期的に実施し,そのたびに改善されていかねばな
らない。

はじめの1週間で勝負! 「学級づくり」

 新年度が始まります。
 はじめの1週間が「学級づくり」の勝負です。
 何をしたらよいかよくわからない・・・,といわれる方,以下のページを参考にしてください。

 http://www5a.biglobe.ne.jp/~shimacha/MyHomePage/gakkyudukuri.html

          〈クリックで拡大〉
画像

教育課程の編成・実施状況調査の結果

 今日の文科省メルマガより。
 むずかしそうなタイトルだが,中味はごく身近な内容。
 目を通しておくとよい。

 ・平成30年度公立小・中学校等における教育課程の編成・実施状況調査の結果について
   http://mailmaga.mext.go.jp/c/aejxaaepyWzI1jbM

 たとえば,
  ○年間総授業時数【平成29 年度実績】
  ○年間総授業時数【平成30 年度計画】
  ○「特別の教科道徳」を実施する上で感じる課題や困難
  ○小学校等における教科等の担任制の実施状況
  ○個に応じた指導の実施状況【平成30 年度計画
 等が掲載されている。

          〈クリックで拡大〉
画像

小学校に「教科担任制」導入


◇ 文科省により小学校に「教科担任制」導入!!
 
 現在、小学校では全ての教科を学級担任が受け持つ「学級担任」、中学校からは教科・科目ごとに教師が異なる「教科担任」が一般的ですが、これからは小学校にも「教科担任制」が導入されそうです。

 詳細は次のサイトを。

 http://iot-makers.co.jp/blog/?p=2415&fbclid=IwAR1y9XOsDm7wYktz-SUn3-PJkFdde_5KoT4g2QQ-kjXk9R9c3n6YBmP_OJA

          〈クリックで拡大〉
画像

学力・学習状況調査活用事例集

 今日の文科省メルマガから。
 学力テスト実施の目的は「指導と評価の一体化」にあると思います。
 評価(テスト)したら、必要に応じて指導のやり直しをしなければなりません。
 つまり,テスト結果を分析し,指導の改善を図るのです。
 次の資料は大いに参考になると思います。

 ・平成30年度全国学力・学習状況調査活用事例集について
  http://mailmaga.mext.go.jp/c/aehdaaepvsaHfqbJ

          〈クリックで拡大〉
画像


画像