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The 小学校教育

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The 小学校教育
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小学校教育の今を見つめ,そして未来を考えていきます。
ひとりでも多くの教師,保護者,一般の方に小学校教育の今を知っていただき,そして地域の小学校に関心を持っていただきたいのです。

「授業実践力向上net」を設立しました。ご覧ください。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shimacha/MyHomePage/
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人間関係を形成する力

2017/01/18 22:05
 学級がうまくいっていない,ちょっとしたトラブルが頻発する,授業どころではない,子どもたちが帰るとほっとする。
 こういった教師が増えているという。
 もう1月。
 今からでは如何ともし難いが,来年度は何とかしたい。
 何とかしたい,とはいうもののどうしたらいいか?
 指導要領解説 特別活動編からヒントを見つけた。

 ―人間関係を形成する力を養う活動を充実すること―

○ 低学年においては,学級生活を楽しくするために,
 ・うそをつかないこと
 ・約束を守ること
 ・人が嫌がることを言ったりやったりしないこと
 ・どの児童とも仲良くすること
 ・けんかをしたらあやまるなどして仲直りをすること
 ・どの児童の考えもよく聞くこと
 ・困っている人に親切にしたり,声をかけたりすること
○ 中学年においては,楽しい学級生活をつくるために,
 ・相手のことを思いやって話し合ったり言動したりすること
 ・時には自分の考えを通すのではなくがまんをすること
 ・誰にでもよいところがあり,それらを認め合い,力を合わせたり協力し合ったりしてよりよい生
  活を築くこと
 ・暴力でなく言葉で解決すること。
○ 高学年においては,楽しく豊かな学校生活をつくるために
 ・男女など互いのよさを認め合ったり生かし合ったりするなど支え合うこと
 ・誰に対しても差別や偏見をもつことなく,相手の立場に立って考えたり行動したりすること
 ・多様な意見を大切にして話し合うこと
 ・幼児や高齢者など相手に応じたふさわしい言動をしてよりよい関係をつくること
 ・マナーを守って集団生活をすること

 新年度の学級づくりに役立たないだろうか。
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よき授業者としての教師の基本10箇条

2017/01/17 20:32
 このブログではしばしば無藤先生の書かれたものを転載している。
 改めて無藤先生を紹介したい。
お茶の水女子大教授・同附属小学校長を経て現在は白梅学園教授
文科省においても中央教育審議会委員として教育課程部会長・教育課程企画特別部会委員を務めておられる。
 今回のテーマは「よき授業者としての大学教師の基本10箇条」
 これは小中学校でも十分あてはまると思う。

◇ よき授業者としての大学教師の基本10箇条。。
 (反省してみてのことですが、とうてい私には無理なことが多いです。せいぜい甘く言って私は60点かな。ぎりぎりお情けで合格。)

1)授業のための参考文献をよく読む。(当然ですが、だんだんそれをしなくなる人がいる。)
2)具体例を集めておく。(日常の事例や実践の例やマスコミの話題など。)
3)視覚的体験的な活動を用意しておく。(見るだけではなく、それを使って何かをする活動がよい。)
4)学生の顔を見ながら話す。(何人いようとも。)
5)学生の名前を顔を覚える。(何人いようとも。私のある知り合いは200人の授業でも個人の写
 真入りカードで最初の2回くらいの授業で覚えると言っていた。)
6)間を取って話す。(ゆっくりと間を空ける。)
7)笑いを入れる。(ジョークを用意しても,また自ずとでもよいが。)
8)フィードバックとなるものを出させて、それに返答する。
9)おしゃべりや居眠りや内職を放置しない。(直接注意するのも指名方式もしばらく黙るのもいろ
 いろとやりようはある。)
10)試験でもレポートでも、よく学び努力した学生に報いるようにする。
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アクティブラーニング型の学習が「好き」

2017/01/16 20:23
 ネットで見つけた記事から紹介したい。
 よくよく読んでみると,この調査結果だけからアクティブラーニング型の学習が「好き」と判断してよいものかどうか疑問に思う。
 調査の実施者がアクティブラーニングをどう押さえているのか?
 調査対象者の選定にも疑問が残る。
 とりあえずは好ましい結果となったので,これはこれでよいのかな・・・。


― AL型学習 小学生〜高校生の7割以上が「好き」―

(株)すららネットは1月11日,小学校1年生から高校3年生までの男女に行った「勉強に関する意識調査2017」の結果を発表した。アクティブ・ラーニング(AL)型の学び方が「好き」と答えたのは7割以上で,その理由は「将来必要なスキルが身に付けられると思う」が8割以上と,高い結果が出た。

 調査は昨年11〜12月に,同社のクラウド型学習システムを使って実施し,小・中・高校生720人(小学生13.3%,中学生76.1%,高校生10.6%)から有効回答を得た。

 「積極的に仲間と話し合ったりしながら学ぶことは好きか」とのAL型の学び方についての質問には,「好き」が46.5%,「どちらかといえば好き」が28.8%で,計75.3%が好意的に捉えていた。

 学校種別では,「好き」と答えたうち,小学生は85.4%,中学生は74.7%,高校生は67.1%。同社では「より早くからアクティブ・ラーニングに慣れ親しんでいる小学生のほうが,この新しい学習方法を受け入れ,好んでいるようだ」と分析している。

 また「この学習の仕方は将来的に必要となるスキルを身に付けることができると思うか」の質問には,「思う」59.3%,「どちらかといえば思う」27.4%と,計86.7%が有用性を感じていた。

 「自分は頑張れば勉強ができるようになると思うか」との質問では,「思う」が46.7%,「どちらかと言えば思う」が32.8%で,合わせてほぼ8 割に達した。

 学校種別で割合を比較した場合,小学生は87.5%,中学生は78.5%,高校生は76.4%で,同社では「下の学年のほうが,自分は頑張れば勉強ができると思っている傾向が強く,潜在的な学力を含め,学力における自己肯定感は強い傾向が見られる。性別でみると,男子は78.1%,女子は81.4%で,男子より女子のほうが自分の学力,もしくはその伸びしろに自信を持っているようだ」と分析している。

 デジタル教材と紙教材のどちらが勉強しやすいかを聞いた質問では,「デジタル教材」が58.6%,「紙教材」が41.4%で,デジタル教材が上回った。

 過去の推移を見ると,2015年は「デジタル教材」が48.6%,「紙教材」が49.3%で,ほぼ同じだったが,16年には「デジタル教材」59.6%,「紙教材」40.4%となり,デジタル教材を好む層が拡大。17年もほぼ横ばいで,デジタル教材が紙教材を上回る結果となった。
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東京書籍の「教室の窓」

2017/01/13 20:48
 東京書籍の「教室の窓」がとてもいい。
 会員になっていると更新ごとにお知らせメールが届く。
 Vol.50がHP上で公開されている。
 関心のある方はどうぞ。

https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/ten_download/2017/2017017023.htm?utm_source=ten1TM&utm_medium=email&utm_campaign=1TM_197

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学校教育五大改革

2017/01/11 20:59
 見出しの言葉は無藤 隆先生の言葉。
 紹介したい。


 「学校教育について文科省が進めている五大改革」

 1)学習指導要領の改訂。
 2)養成・採用・研修の一体改革。
 3)チーム学校。
 4)地域学校協働本部。
 5)勤務時間の適正化。

 今5つは同時的に進み、連動しています。
 指導要領の改訂が他により支えられるという仕組みでもあります。
 また、各々、この5年ほどかけて進めてきたことでもあります。
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研究発表会を100倍有意義にする! タイプ別勉強術

2017/01/10 20:39
 ネットでおもしろい記事を見つけた。
 研究授業を参観する際,役に立ちそう。
 特に若い先生方には1つのヒントとなるだろう。

 ―明治図書 教育ZINE「教育オピニオン」より―


◇研究発表会を100倍有意義にする! タイプ別勉強術

1 ご自身のタイプに合った方をお読みください
 研究会へ参加するにあたり、ご自分はどちらのタイプでしょうか。
 A 自らの意志で申し込み、ガンガン学ぶ意欲がある!
 B 近くの学校が研究指定校だから、義務として観に行く…。 
 できれば教師力を高めたいと思っているが、その方法がよくわからない。
 どちらがいい悪いということはありません。
 学び方には、人それぞれタイプ、段階があるからです。
 Aを選んだ先生、2〜4は読み飛ばして5以降をお読みください。「釈迦に説法」だからです。2〜
 4の内容については、すでに実践されていることでしょう。
さて、Bを選んだ先生、2から読んでみてください。
 教師力を高めるヒントが見つかるかもしれません。
2 授業中にメモする! 代案編
 授業を参観していて、次のように感じることはありませんか。
 「ええ?、この発問じゃ、私だって答えられないよ。子どもでは、もっと無理でしょ」
 「いつまでこの発表が続くのかしら。退屈だな…」
 つまり、教室の空気が重く、子どもが集中しておらず、先生も楽しんでいない授業です。
 そんな場合はどうしますか。
 別の学級へ行く。
 ごもっともです。
 しかし、それ以外に実はやることがあります。
 それが、代案メモです。
 もしも、自分がこの単元、この授業をするときには、どんなねらいをたて、どんな構想のもとに、
 どんな指導過程を踏み、どんな発問をし、どんな活動を取り入れるのか、代案(代わりの案)を書くの
 です。
 いただいた指導案とにらめっこしながら、どんどんメモしていくのです。
 子どもが「やりたい!」と思える授業にするには、どうしたらいいのかをリアルタイムで考えるの
 です。
 代案がすぐに浮かぶような先生は、3、4を読む必要ありませんので5へ。
 なかなか浮かびそうもない先生は、次の3が参考になるはずです。
3 授業中にメモする! 追実践編
 授業を参観していて、次のように思えたらラッキーです。
 「この先生の授業おもしろいな〜」
 「この授業やってみたいなー」
 「この学級の子達、なんかいいな。明るいし、やる気があって」
 研究会に参加して、マネしたいと思える授業、学級、先生と出会えたら最高です。来た価値ありで
 す。
 さっそくやることがあります。
 メモです。自分の学級に取り入れたい、やってみたいことをどんどんメモしていきます。
 「自分の学級でこれをしたら、こうなるだろうな」とワクワクしながら書きまくります。
4 追実践編 次の日に必ず実践する
 ここからが重要です。さて3でメモをしたことをどう生かすか。
 翌日に絶対、必ず、確実に実践しましょう。
 これを追実践といいます。
 「いつか」はやってきません。テンションがホヤホヤのうちに行うのです。
 すぐに帰って、明日のどの時間に、どうやって取り入れるか構想を立てましょう。1つからでもい
 いので実践します。
 当然、自分の学級の子、環境に合うように応用、改良します。
 この繰り返しが教師力(授業力)を向上させます。
 2でなかなか代案が浮かばなかった先生も、追実践を繰り返していけば技が身に付いていきますの
 で、どんどん案が浮かんでくるようになります。
5 その学級の雰囲気(空気、ムード、テンション、オーラ)をもち帰る
 すばらしい学級と出会ったら、もう1つラッキーなことがあります。
 それは、その学級の雰囲気(その集団が作り出す独特の世界)をもち帰れることです。
 一度味わった「こんな学級にできたらいいな!」という感覚は忘れることはありません。
 感覚には再現性があります。
 4で述べた追実践をしたり、サークルで勉強したりするうちに、いつしか実践していく中で「あの
 イメージに近いかも!」と感じるようになります。
 加えて、学級の雰囲気は先生の在り方が反映しますので、「どうして、あの先生はあんな空気を作れ
 るのだろうか」と考え、自分の人間力を高める努力の必要性にも気付くはずです。
6 すごい先生を発見したら!
 「すごい!」と思える先生の授業を観る機会を得た先生。
 自分の教師力を飛躍的に高めるためにもう1つやることがあります。
 すぐに声をかけに行きましょう。
 研究発表で忙しそうであれば、まずその先生の名前をインターネットで検索しましょう。有名な実
 践家であれば、著書、セミナー、サークル活動などを行っているはずです。
 そこまでしたら、手紙を出しましょう。
 お礼、感想とともにお願いを記すのです。セミナーやサークルに参加して指導を受けさせてもらう
 のです。
 サークルでは、自分の実践のレポート、映像を見てもらいましょう。
 自分では全く気付かなかった視点を与えてくれるはずです。この時点で、その先生は師です。師匠
 をもつことは、教師力を高める最捷径(さいしょうけい:最も近道)です。
7 結局は自己を見つめること
 2からお読みいただき、気付かれたことはありますか。
 つまり、人の学級を観て学ぶということは、自分の学級、授業を振り返り、見つめなおすというこ
 となのです。
 研究会を通して、人の実践から学ぶこともたくさんあるのですが、結局は自分の実践はどうなのか
 を振り返る機会になります。
 このことを大事にしてください。
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○○くん? ○○さん?

2017/01/06 21:52
 同僚を呼ぶとき,○○くんと呼ぶか,○○さんと呼ぶか?
 私はだれであろうと,ずっと「○○さん」と呼んでいる。
 男女を問わず。
 年長者の場合,「○○先生」と呼ぶ。
 年下の人を呼ぶとき,君づけで呼ぶ人がけっこう多い。
 ある意味当然かもしれない。
 ラジオ番組でパーソナリティが次のようなことを言っていた。
 「君づけで呼ぶのは,何か自分の優位性を示したいのではないか」と。
 どうなんだろう?
 私はなぜ「さん付け」で呼んでいるのか?
 考えてみたが,これといった理由はない。
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「次期学習指導要領の特色]」 無藤 隆先生

2017/01/04 22:38
 無藤先生の言われること,とても興味深く,参考になる。

◇ 次期学習指導要領の特色
                                         無藤 隆

 次期学習指導要領は2016年1月に中教審答申が出され、2017年3月告示となる。特に改訂にあたり強調したところをいくつかに整理したい。

○社会に開かれた教育課程
 もとより学習指導要領は常に社会の変化と連動し、その教育のニーズに応じていくものである。だが、今回の改訂はそれを超えて、いわば社会全体として学校教育を、社会の基盤を形成し、生涯学び続ける主体の形成に向けて、そのための力を育てる場として位置づけている。
 それは何よりこれからの日本そして世界は未知の課題に多く出会い、しかもその解決法は社会の総力を挙げて創意工夫していかねばならないからである。そのために、単にエリートが頑張ればよいという時代は過ぎた。誰もがその各々の仕事や生活の領分において学び続け、工夫をしていくことが求められる。だから、そういった学び続ける主体をこそ学校教育を通して養っていかねばならないのである。
 それは単に将来の社会から学校そして子どもに要請がやってくるということではない。子ども自身が学び手として学校でさらに学校を出てから社会において自ら進んで学び工夫を続けていくことが肝腎なことである。それは代わりに誰かがやってくれるということではない。一人一人の子どもが大人になる過程で身に付けるべき姿勢なのである。
 確かに従来も生涯学習社会と言われ、学校を卒業しても、仕事その他で誰もが学んでいくと指摘されてきた。それと異なるのは、それが誰にとっても望まれることというだけではなく、社会において求められ、個人が生きていくための不可欠のあり方になったという点である。
 その上で、今回の改訂の特色は、そのような学び続ける主体を育成するために学校教育では何を指導すべきかを明確にしようとしたことにある。それが以下に述べるカリキュラム・マネジメントであり、資質・能力のとらえ方であり、さらにアクティブ・ラーニングを推進する意義なのである。

○カリキュラム・マネジメント
 学校は基礎学力を身に付けるところである。まず基礎となる知識・技能を確実に習得して、その知識を活用して思考するからこそ問題解決も可能となる。そのため、今回の改訂に際して、教育内容の削減を行わないこととしたのである。
 だが、大事なことはそれが指導の順序を意味するのではないということである。まず、知識・技能を指導する時期があり、次に思考力などを育てる時期が来て、さらに難しいことに挑戦しつつ粘り強く取り組む力を育成するというのではない。多くの理論的また実践的知見から分かったことは、それらは同時的に成長するのであり、相互に支え連動しての指導が有効であるということであり、それは既に幼児期・小学校の時期から芽生えとして始まるのだということである。
 では、それは具体的にはどう学校のカリキュラムや指導法に落とし込めるのであろうか。そこでは単にカリキュラムは教えるべき事柄を教科書を参考に並べて、順に指導していくということでなくなるのである。まず、理解してほしい事柄を指導するとは同時に短期・長期のいくつもの目標へと関連づけることとなる。単にその内容を理解して覚えることに止まらず、それを次の単元さらに長期に保持し、課題解決に活かせるようにする。そのために、他のところで学ぶこととつながるようにする。さらに、それは教科等を超えたつながりを図って、長期的に学ぶ力の育成を進めるのである。
 そうなると、単に単元で教えて、その直後にテストをして覚えているかを見ればよいのではなくなる。理解がそれまでの知識群と結びついてどう深まっていくかをとらえ、さらに様々な問題解決に活かせるかを見ていく。まして、教科を超えたところとなると、総合的な学習の時間や特別活動の時間とも連動させながら、子どもの成長の姿を様々な場面でとらえ、カリキュラムの実現状況を見定めねばならなくなる。
 そのために学校が取り得る手段としても時間・空間・人員・予算その他を組合せ、適切な配当と重点化を進めることにより、十全とは言えないにしても、そこそこの実現を図ろうとする。そうなれば、学校の教員とともに、非常勤職員その他のチーム学校として取り組む必要もあり、地域の人材その他の資源の活用も必要になるだろう。
 こういったことがカリキュラム・マネジメントであり、それは学校の管理職を中心としつつも、全ての教職員が取り組むべきことである。また教育委員会のバックアップが不可欠となる。

○資質・能力の三つの柱と見方・考え方
 幼少期から大人になる過程を通して子どもに育つ力が大人になって学び続ける主体を可能にするものでもある。その力を明確にし、学校の教科等で学ぶ事柄をその力との関係で明示していくことが今回の学習指導要領の改訂の中心である。
 教科で指導する中身は主には知識・技能からなる。それらが習得されて、その後の知識・技能の習得へと発展するとともに、様々な問題解決に使える中身ともなる。だから、知識・技能が学力の実質的な内容となるのである。
 さらに、その知識・技能が問題解決に役立つ際には、それを、問題を解くことを志向しつつ、知識を喚起し、解決に相応しく再編し、新たな情報とも結びつけ、解決のための方略を駆使し、それを通して得られる新たな情報を明示していかねばならない。そのための頭脳による操作が思考であり、それは知識・技能に支えられつつ、別な知的な働きである。問題解決とは知識・技能を内容として操作して、問題解決自体を検討していく知的な操作としての思考が働く過程なのである。
 そういった問題解決を進めていく働きの根本は当人の意欲にある。やってみたい、やらざるを得ないと感じて、問題解決を進めていく。その過程にいくつもある難しさを解決し、乗り越えていくために、自らを励まし、工夫へと努力し、やり遂げていこうとする。それらは学び続ける主体としての情意のあり方である。さらに、その主体的なあり方は当人の生き方に組み込まれ、生きることの一端として学びは成立していく。
 こういった生涯を通しての学びの過程を想定すると、そこに働く力として、知識・技能と思考力・判断力・表現力等と学びに向かう力・人間性等という資質・能力の三つの柱が成り立つのである。それらは学びの過程において互いに支え合い、相互作用しながら豊かなものとなっていく。
 教科等における指導とはそういった資質・能力の三つの柱に沿った目標を見たそうとして行われる。それは教科の単元などの授業単位において、もっと具体的個別的に目標が分化されており、それが積み上がる中で長期的に育成されるものである。とりわけ教科固有の知識・技能群は知識・技能の資質・能力の内実を構成する。さらに、それらの教科等に独自の知識・技能を活用する思考のあり方もまた教科に独自の考え方となっている。例えば、数学においては数学的なものの考え方であり、数理的な表現により問題を定式化してそれを一連の数学的操作により解決するのである。教科独自の見方・考え方とは教科に固有の知識・技能群とその教科を独自たらしめるものの問題の定式化と解決の仕方からなる。そこにその教科への興味・関心と学ぼうとする志が支えとして働き、教科独自の資質・能力として具体化され、教科に固有の「見方・考え方」となるのである。逆に言えば、指導はその見方・考え方を通して資質・能力の形成を図ることとなる。

○主体的・対話的で深い学び
 見方・考え方の指導を通して資質・能力を形成するときに、何を学ぶかといかにして学ぶかは密接に連動したものとなっている。それが学びの過程を構成するからである。学ぶ内容を主体が学習を通して取り込む際、その取り込み方と連動して、知識・技能は構成される。断片的で個別的なものではなく、構造化され、絶えず新たな情報を取り入れ、ダイナミックに変化していく知識の構造が成り立って、それは問題解決に有用なものとなる。それは既に学ぶ過程において、自らの知識群と新たな情報を知識として取り入れ結びつける能動的な構成的姿勢により可能となることである。アクティブな学び(アクティブ・ラーニング)とはその故に必要なのである。
 それを指導過程において実現していくために、主体的・対話的で深い学びとして具体化した。主体的な学びとは、学習主体の学びの経路の中に個々の学びが位置付いて、学ぶことの意義が当人に見えていくことである。そのために学びの経路を履歴や地図として明示し、そこに学びの振り返りと見通し作りを組み込むのである。それは発展していくと、生き方に学びを入れ込むこととなっていく。
 対話的な学びとは思考の表現を介して、他者とともに考えを広げていくことである。特に話し言葉以外の文章やその他の思考ツールを介して、学習者それぞれが自らの考えを表し、それを他の人と共有し、多様な視点があることに気づき、物事の多面性を組み入れつつ、思考の幅を広げ、問題解決過程を豊かにしていくことである。
 深い学びとは、教科等における見方・考え方に迫り、とりわけそこでの中核的な概念をとらえ、それにより他の知識や現象を説明可能にしていく営みである。繰り返し学びつつ、理解が少しずつ深くなっていく過程を指している。
 それらの三つの学びは互いに連動しつつ、展開する。一つの単元において、毎回の授業のたびにその3つの学びを確保することではなく、一連の授業展開の中で3つの学びに踏み込むことが生まれ、理解が深まり、知識・技能が構造化され、思考が展開していく。そのことを通して、未知の課題解決のための資質・能力が育っていくのである。
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神社の格式

2016/12/28 19:37
新年が明けると初詣にいく方も多いと思う。
 神社には,古くから格というものがある。
 律令時代の延喜式神名帳に記載されている神社を式内社,記載されていない神社を式外社という。
 神祇官より保護される神社を官幣社,国司より保護を受ける神社を国幣社という。
 それぞれに大社・小社の格がある。
 ○○神宮,○○大社という神社は無条件に格が高い。
 官幣大社・国幣大社・官幣小社・国幣小社
 明治維新の後、延喜式にならって新たに社格制度作られた。
 しかし,これは第2次世界大戦後、GHQによって廃止されることになる。
 社格は大社・中社・小社となった。
 伊勢神宮は神宮と格付けされ,社格制度の対象外となっている。
 格付けは,官幣大社・中社・小社,国幣大社・中社・小社となり, 同じ大社でも官幣の方が格が 高い。
 この他に,次の格付けがある。
 府社・県社・藩社 ・郷社・村社・無格社
 こういうことを知ると,今まで以上に神社に関心がわいてくるのではないだろうか?
 皆さんも地元の神社を調べてみてはどうだろうか。
 なお,以上は浅薄な私の知識である。
 間違いがあるかもしれないことを付け加えておきたい。
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幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申

2016/12/27 19:51
 本日の文科省メルマガより。
 次の資料が公開された。
 今までに公開された資料がひとまとめにされている。
 膨大な量だが,
 「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)【概要】」
 だけでも目を通しておきたい。

・幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)(中教審第197号)
http://melmaga.mext.go.jp/c/8HK019E001GL

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◇(社説)新指導要領 現場の不安にこたえよ

2016/12/26 20:20
 朝日新聞の社説から。
 斜め読みでもよいので目を通しておくとよい。

◇(社説)新指導要領 現場の不安にこたえよ
 態勢が整わないままスタートすることのないよう、手当てを急がなければならない。
 中央教育審議会が、2020年度から始まる次の学習指導要領について答申を出した。
 この指導要領がカバーする2030年ごろの社会の姿を考えてまとめたものだ。
 自ら問題を見つけ、新たな価値をつくり出す力を育てる▽「何を学ぶか」だけでなく、「何ができるようになるか」を重視する▽大学入試改革とも連動して、小学校から大学までの教育を一体として見直す――。
 こうした目標をかかげた答申だ。理念先行の感があり、学校現場からは「こなしきれるだろうか」との声が上がる。
 教育行政にかかわる者は、この不安にこたえる責任がある。
 まず政府・文部科学省だ。
 新指導要領は「脱ゆとり」の流れを引き継いで、学習内容を削らない方針だ。小学校の英語の教科化や、プログラミング教育の必修化が新たに盛り込まれるにもかかわらず、である。
 10年近く前に現行指導要領が改訂されたとき、授業時間は増えた。だが、中教審自身が「何よりも必要」と訴えた教員の十分な配置は、厳しい財政のなかで見送られ、一線の先生と子どもたちがしわ寄せを受けた。
 同じことをくり返してはならない。政府としていかなる姿勢でのぞむか意思を統一し、必要な教員数を確保しなければならない。
 都道府県や市町村の教育委員会の役割も大きい。
 答申は、小中高の全教科で「アクティブ・ラーニング(能動的学習)の視点」からの授業改革を促している。教員が教え込むのではなく、子どもが主体的に学ぶ授業にするという。
 教員が自らの役割を理解し、授業の組み立てを考えるには、入念な準備と研修が不可欠だ。
 書類仕事を減らすとともに、必要以上に精力を割かれている部活動の指導の負担を軽くしなければ、そうした余裕は生まれないだろう。教委のサポートを求めたい。
 ただし行政が教え方や評価法を細かく指示し、上意下達で押しつけては、どの学校の授業も金太郎あめになる。現場の裁量に任せることが必要だ。
 子どもの実態を最もよくつかんでいるのは、ほかならぬ現場である。
 各校がヒト、モノ、カネを生かして教育計画を立て、実践することを答申は求めている。
 学校そして教員は、目の前の子どもたちに向きあい、それを踏まえた教育を行ってほしい。
http://www.asahi.com/articles/DA3S12722194.html
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「諸外国の教育統計」平成28(2016)年版

2016/12/22 20:33
 本日の文科省メルマガより。

 文部科学省では、平成28年11月25日、「諸外国の教育統計」平成28(2016)年版を文部科学省のホームページに公表しました。これは、日本、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、中国、韓国の教育状況を統計データによって示したものです。我が国の教育を考える際の基礎データとして御利用下さい。
 ※「諸外国の教育統計」平成28(2016)年版は次のURLで御覧いただけます。
   http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/data/syogaikoku/1379305.htm



 「諸外国の教育統計」平成28(2016)年版

 本統計資料は「教育指標の国際比較」の後継資料として,日本,アメリカ合衆国,イギリス,フランス,ドイツ,中国,韓国の教育状況を統計データによって示したものです。

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書籍紹介 「アクティブ・ラーニング授業実践の原理」

2016/12/21 20:23
書籍の紹介。
早稲田大の藤井先生のご著書。
藤井先生は以前茨城大学におられた。
その頃何度かお話を伺ったことがある。

 「アクティブ・ラーニング授業実践の原理」
  ― 迷わないための視点・基盤・環境 ―              2016年6月23日発行
                      早稲田大学教育・総合科学学術院教授藤井 千春
 http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-186916-8

 今までの授業をアクティブ・ラーニングの視点で読み解く!
 これからの時代は、アクティブ・ラーニングによる授業が求められている。では、そもそ
もアクティブ・ラーニングとは?本書では、問題解決学習の第一人者が、今までの授業
実践を論理的に読み解き、どのような学習活動がアクティブ・ラーニングであるかを解
説します。

 出版元の明治図書HPに著者インタビューがあったので転載する。

 今回は藤井千春先生に、新刊『アクティブ・ラーニング授業実践の原理 迷わないため
の視点・基盤・環境』について伺いました。

―本書では、今、教育界で大きなキーワードとなっている「アクティブ・ラーニング」につい
 て、ご解説をいただいています。まず初めに、本書の中でも言及いただいていますが、
 「アクティブ・ラーニング」をどのように捉えればよいか教えてください。

 アクティブ・ラーニングを全く新しい学習活動の形態と考える必要はないということです。
つまり、学習活動を特定の形式にあてはめる指導方法ではないということです。これまで
小学校で行われてきた問題解決(的な)学習は、アクティブ・ラーニングであったといえま
す。その価値に自覚的に、さらに効果があるように取り組むことが必要です。しかし、逆に、
単に子どもたちに活動させればよい、グループ活動させればよいのではない点に注意し
なければなりません。

―先生は、本書の中で、アクティブ・ラーニングの授業実践に取り組むための3つの要件を
 示していらっしゃいます。この3つの要件について、あらためて教えてください。

 アクティブ・ラーニングの学習活動として備えるべき3つの要件について、本著では「探究
的な学びであること」「協同的な学びであること」「反省的な学びであること」を挙げました。
 このごろ今後の学習活動の在り方について、「主体的に学ぶ・対話的に学ぶ・深く学ぶ」
というようにもいわれています。本著で示した3つの要件は、まさにこれに対応します。「探
究的な学びであること」とは、自ら課題を設定して自ら課題の達成に向けて問題解決に取
り組む学びです。「協同的な学びであること」とは、他者とのコミュニケーションを通じて、
お互いの知識や技能などを互恵的に交換しつつ課題を達成していく学びです。「反省的な
学びであること」とは、自らの学びを振り返ってその価値を明らかにし、次の学習活動に向
けて意欲と自信を高めていく学びです。

―第2章では、「探究的な学び」「協同的な学び」「反省的な学び」について、事例に基づき
 ながらご解説をいただいています。このような学びを行うために、教師にはどのような支
 援やアプローチが求められるのでしょうか。

 網羅的に知識を並べ立てようとする学習活動ではなく、「主体的に学ぶ・対話的に学ぶ・
深く学ぶ」という学習活動が、子どもにとって密度の濃い経験として成り立つような指導・支
援が求められます。次の学習指導要領は、「資質・能力」を育成することをめざすものとなり
ます。「資質・能力」はその能力が必要とされる密度の濃い経験を通じて育成されます。小
学2年生の生活科の「まちたんけん」でいえば、まちについての多様な知識を得るような学
習ではなく、その子どもが興味をもったお店屋さんが1件であったとしても、そのご主人と密
度の濃いかかわり合いを通じて、町で「いい大人」とかかわり合って生活している自分とい
う意識が育つような学習経験が大切なのです。

―第3章では、校内研究の在り方について述べられています。今後、校内研究はどのよう
 に変わっていけばよいのでしょうか。

 教師たちも「主体的に学ぶ・対話的に学ぶ・深く学ぶ」ような研究が必要です。そのために
研究授業では、教師の指導の仕方ではなく、子どもの学習への取り組み方を観察し、その
子の「よさ・成長・課題」を見つけるようにします。協議会ではそれぞれが見つけたその子の
「よさ・成長・課題」に基づいて、次にどのような指導・支援を行うとそれらがさらに伸びるか
について話し合うようにします。そのように子ども中心・未来志向の校内研究に変えること
が必要です。

―最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

 教師に向かって「正答」を答えるような授業をしていては、「主体的に学ぶ・対話的に学ぶ・
深く学ぶ」ための必要な能力は育ちません。大切なことは、「学ぶ」こと「育つ」こと「生きる」こ
となどについて、教師がしっかりとした哲学をもつことです。それらについての教師が自信を
もつことによって、他者と共に未来の社会を創造していくことのできる、いわば「生きる力」の
ある人間を育てることができるのです。本著を教師が自らの哲学を形成するための糧として
ください。

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全国的な学力調査に関する専門家会議

2016/12/20 20:16
 本日の文科省メルマガより。

◇ 全国的な学力調査に関する専門家会議(平成27年6月24日〜)(第12回) 配付資料
   http://melmaga.mext.go.jp/c/24a0190001GM
 議題は次の通り。
 1.平成29年度全国学力・学習状況調査における質問紙調査について【非公開】
 2.平成29年度全国学力・学習状況調査について
 3.分析指標の設定等について(議論の整理)(案)

 資料1は非公開となっているが,資料2,3,4も興味深い。

 資料2 平成29年度全国学力・学習状況調査に関する実施要領の昨年度からの変更について(案)
 資料3−1 分析指標の設定等について(議論の整理)(案)
 資料3−2 個人票の改善・充実(案)
 資料3−3 S-P表の例
 資料4 国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2015)のポイント

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書籍紹介{成長のものさし」

2016/12/19 20:14
 以前,安彦忠彦先生が講演で著書を紹介された。
 チップ・ウッドの原著で,安彦先生と無藤隆先生の訳著である。
 多様な子どもたちにどう向き合い,どう教え,どう育てるか?
 幼稚園から中学校までの各年齢ごとに成長・発達の特徴が著されている。
 教育をうまく進めるには,裏付けとして子どもの発達の特徴を知ることが大切である。
 この本には,成長が「量的」な成長だけでなく,「質的」な変化を意味する成長の姿も書かれている。
 そういう意味で,この書籍は実際の指導にとても役立つ。
 安彦先生は,
 「死ぬまで絶対に翻訳はするまい,と決意してこれまで通してきたのですが,今回ばかりは自分で訳出してでもこの本を日本に紹介しようとの思いを強くし,逆の意を決して,微力ながらも,いや非力なのに,あえて恥を受けるのを承知で訳に当たりました。」
 と,あと書きに書かれている。
 この本への並々ならぬ意気込みが感じられる。
 4歳から14歳まで,それぞれの発達上の特徴に加えて,「学級・学校生活」「カリキュラム」も書かれている。
 現役のころ,養護教諭と初任者に読んでもらった。
 とりわけ,養護教諭は「とても役に立つ」と絶賛していた。

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「アクティブ・ラーニングの広場」

2016/12/16 20:18
 東京書籍のホームページに「アクティブ・ラーニングの広場」というページがある。」
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/active_learning/?utm_source=ten2IM&utm_medium=email&utm_campaign=2IM_60
 例えば,次のような記事が掲載されている。

◇道徳におけるアクティブ・ラーニング実践事例「問題意識を高め,思考や話し合いを深める工夫」
◇教科書を活用した主体的・対話的で深い学びの実現〜アクティブ・ラーニングの具体化〜(1)
◇学習過程@問題づくりの場面「対話を生み出す問題づくり」〜全員の問題意識を一つに集める方法
◇小学校道徳における「アクティブ・ラーニング」
 
参考になりそうだ。

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指導案を読んで感じること

2016/12/15 20:06
 指導案を読んでみて感じたこと,
 教師の思惑が強すぎる。
 子どもにとっての「学習案」になっていない。
 つまり「こうやって結論にたどり着かせよう」という教師の意図が強すぎる。
 「こうして,ああして,次にこうする」という,展開案である。
 子どもの姿が書かれていない。
 だから,子どもが思わぬ反応を示したとき,身動きがとれなくなる。
 つまり子どもサイドからは「学習」になっていない。
 「こうしたら,こうなって,だからこうして・・・」という子どもの姿が見えてこない。
 これは教師の指導メモであり,子どもからみた「学習案」とはなっていない。
 指導案には,
  ・こんな子どもだから(児童の実態)
  ・こんな教材を使って(教材観)
  ・こんな指導をして(指導観)
  ・こんな力をつけたい(目標)
 を書くことが求められる。
 しかし「こんな指導をして」ばかりが書かれている。
 たとえば,「こんな子どもだから」が弱い。
 レディネスも把握されていない。
 授業は,必要があるから行うのである。
 方法論から入るのではない。
 目標論から入るべき。
 こういう指導案,けっこう多いのではないだろうか。
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言語活動・表現力→「事典作り」

2016/12/14 20:22
 言語活動・表現力が次期学習指導要領でもキーワードになっている。
 子どもたちは,さまざまな学習でさまざまな表現物の制作する。
 これをうまく活用しない手はない。
 しかも,楽しみながら,わくわくしながら。
 そんな実践を紹介したい。
 「事典作り」である。

 表現物制作は,ともすれば教師の都合だけの押しつけになりがちである。
 作るのは子どもたちである。
 自習の時間の消化などという教師サイドの都合ではなく、一歩進んだ主体的な学習として考えたい。
 予想外の成果が得られることもある。

 そのために最も大切なことは目的意識を持たせることである。
 ただ単に「まとめをしよう」という抽象的な言葉では、子どもたちの意欲は盛り上がらない。
 やる前から嫌になる。
 子どもたちが夢中になって取り組めるような手だてを考えたい。
 そこで教師は知恵を絞る。
 以下、その例をあげてみる。

1 盛り上げるためのネタ
 ○ ネーミングの工夫
   人の目を引きつけるようなタイトルをつける。
   例えば「私だけの実験事典」「ぼくの学区環境白書」など。
   これだけでも盛り上がる。
 ○ 自由な形式で
   カード形式やファイル形式または模造紙に書くなど、自由に決める。パンフレット形式などは
  うけそうだ。
 ○ 視覚に訴える
   文ばかりだと子どもは嫌になる。
   写真(なければスケッチ)や図・表、そして地図などを多用する。
   それらのコメントをキャッチコピー風にまとめるとおもしろい。
 ○ 見通しが持てるように
   どのように進めていくのか、先が見えるということは大事なことである。
   自信を持って取り組める。
   そのために制作プランを作る。
 ○「自分だけの発見コーナー」を設ける
   実験や観察の目的、方法、結果、考察の四部構成とするなど、形式を決めてしまってもよいが、
  その中に「自分だけの発見コーナー」を設ける。
   ありきたりでなく、その子だけのものを発掘させる。
 ○「ご意見箱コーナー」を設ける
   意見や質問を記入できる欄を設ける。
   反応が返ってくるのは楽しい。
   制作後の活用を工夫するだれでも自由に見ることができるようにする。
   学級通信などで保護者に紹介するのも効果的。
2 実践上の留意点
  この実践の場合、自分のまとめとするという目的に加えて、他人に見てもらうという目的がある。
  そのためにもポイントを明確にさせておく必要がある。
  「私の特ダネ」「私の大発見」といった項目を設定し、子どもの意識の集中を図りたい。
  また、苦手な子への配慮として、制作前の計画書作りなど、青写真を作ってから取り組ませるな
 どの配慮が欲しい。
  実験や観察を表現するためには、文字だけでは限界がある。
  それを補うためにも図や表、スケッチなどを活用することは有効である。
  インターネットなどを駆使して,さらに詳細な画像やデータを入手してくる子も出てくるだろう。
 学習が発展していく。
3 教師の活用法
 ・ 一人ひとりの子が何に関心を持ち,どんな成果をあげたかを知る。
 ・ 足りなかった指導事項は何だったかを知り,反省の材料とする。
 ・「ご意見箱」から学級全体の理解の様子を知る。
  などが考えられる。
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「アクティブ・ラーニング」を考える(書籍紹介)

2016/12/13 20:15
 書籍の紹介。
 大いに参考になりそうだ。
 執筆陣もすごい。

◇ 「アクティブ・ラーニング」を考える
   教育課程研究会:著  東洋館出版社:刊
   http://s-locarno.hatenablog.com/entry/2016/09/10/214920

◇ 内容紹介
  学習指導要領改訂に向け、大きなキーワードとなっている「アクティブ・ラーニング」。これまで、その言葉だけが先行し、アクティブ・ラーニングの議論に関わる内容を1冊にまとめるような本はありませんでした。
  本書は、アクティブ・ラーニングについて、文部科学省職員、中教審委員、研究者等が「主体的・対話的で深い学び」を実現するため、様々な側面から論じています。例えば、アクティブ・ラーニングと資質・能力、カリキュラム・マネジメントの関係、各学校段階とアクティブ・ラーニングの考え方、そして、アクティブ・ラーニングと各教科等との関連など、これまでのアクティブ・ラーニング関連書籍にはない内容となっています。
  学習指導要領改訂を見据え、子供たちが未来の創り手となるために、求められる資質・能力を育む、「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、教育関係者必読の1冊です。 平成26年の「文部科学大臣諮問」以降、次の学習指導要領改訂に向けて、「アクティブ・ラーニングとは何か」という問いが、教育界の大きな話題となっています。
  本書を刊行するに当たり、「この指導法を実践すればアクティブ・ラーニングである」という考えをもつより、まずは「学習者」を中心として考え、彼らがどのように育つか、そのための1つの方法が「アクティブ・ラーニング」であることを多くの方々に伝えていきたいと考えました。そのため本書では、「なぜ、アクティブ・ラーニングなのか」ということを軸に内容を構成しています。
  Chapter 1では、「『アクティブ・ラーニングとは』をめぐって」というタイトルで、「アクティブ・ラーニング」が求められる、社会的な背景から、「主体的・対話的で深い学び」「アクティブ・ラーニングを位置付けた教育課程編成」など、今後、日本の教育が目指すべき方向性を示しています。
  Chapter 2では、平成20年改訂の学習指導要領と「主体的・対話的で深い学び」を実現するための「アクティブ・ラーニング」がどのようにつながっているのかを述べています。これまで大切にしてきた「習得・活用・探究」「体験的な学習」と「アクティブ・ラーニング」の関係性、「アクティブ・ラーニング」を実現するためのカリキュラム・マネジメントの重要性とそのための教員研修の在り方など、過去を知り、未来につなぐための章として構成しています。
  Chapter 3では、「アクティブ・ラーニングと各学校段階等・各教科等との関係」というテーマで論稿を述べています。各学校段階等・各教科等の専門家が、それぞれの立場で、「アクティブ・ラーニング」を実現するために大切なことを述べています。
  本書における論稿の数々は、まさに、次期学習指導要領に向けたスタート地点であると思います。本書の2ページでも述べられているように、今後、「主体的・対話的で深い学び」の研修体制や指導事例集の作成等の準備作業も進められています。特に指導事例に関しては、その報告を待ちつつも、本書が、よりよい教育を「考える」ための1冊となることを願っています。

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教育課程企画特別部会(第26回) 配付資料

2016/12/12 20:10
 本日の文科省メルマガより。
 時期学習指導要領に向けての資料,総まとめ。

・教育課程部会 教育課程企画特別部会(第26回) 配付資料
 http://melmaga.mext.go.jp/c/6oG018Y001GN

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東京書籍の資料紹介

2016/12/09 21:22
 次の資料が東京書籍から公開されている。
 関心がおありの方,ご覧ください。

◆ 東書教育シリーズ 小学校社会科
   「教科書を活用した主体的・対話的で深い学びの実現(1)」
        〜アクティブ・ラーニングの具体化〜

 学習指導要領改訂に向けた中央教育審議会への諮問文で「アクティブラーニング」という言葉が使われて以降,教育界はその議論がさかんに行われています。
 本冊子では,総論で「アクティブラーニング具体化の視点」を解説し,東京書籍小学校社会科教科書『新編 新しい社会』(平成27-30[2015-2018]年度用)を活用した授業展開例を,板書やワークシート等も紹介しながら,わかりやすく丁寧に紹介しています。
                         東京書籍(株)社会編集部(2016年11月)

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「1億総活躍」と言うなら

2016/12/08 20:08
 教育支援サイトes.jiji.comから次の記事を紹介したい。

 ◇「1億総活躍」と言うなら
 例年、文部科学省と財務省の間で激しい攻防が繰り広げられる教職員定数の改善問題。文科省は今年、障害のある児童生徒や外国人児童生徒に対応する教員について、子どもの数に応じて措置する基礎定数化を目指しており、「(義務教育標準法の)法改正の必要性まで訴えているのがポイント」(文科省幹部)だ。
 ただ、財務省の理解を得るのは簡単ではないようで、初等中等教育局の幹部は「(発達障害児や外国人の子どもへの対応は)厳然として目の前にある問題なんだけど……」とこぼす。
 こうした中、自民党の教育再生実行本部も、定数改善の実現に向けて学校現場からのヒアリングを始めた。
 指導体制の充実を訴える学校側に、メンバーの議員も同調。選挙区内に外国人が多い地域を抱える議員らは「日本人の子どもの方がマイノリティーという学校もある」「保護者が日本語を話せなかったり、日本の生活習慣になじめていなかったりするケースもあり、家庭への支援も必要」と、教員に求
められる役割が高まっていると主張する。
 馳浩前文科相も「(安倍政権が)1億総活躍社会と言っているのだから、経済財政諮問会議などの場で松野(博一)大臣にも主張してもらい、『文科省の言っていることはその通りだ』と思わせるように論理立てて!」と同省幹部にアドバイスしていた。
                              (11月18日「インサイド」より)
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見方・考え方を資質・能力の獲得に位置づける

2016/12/07 20:07
 今回も無藤 隆先生の書かれたものを紹介したい。


◇ 見方・考え方を資質・能力の獲得に位置づける。
 教科等の見方・考え方と資質・能力の育成にはどういう関係があるのか。
 ・資質・能力の三つの柱は相互に習得・活用・探究のサイクルによりつながり、高め合っていく。
 ・とりわけ、教科等においてそこで想定される見方・考え方が働き、知識の構造化・概念化と思考力の結びつきを強化し、あるいは学びに向かう力等への発展を促進する。
 ・見方・考え方に向けて知識の構造化が進み、それを活用した問題解決としての思考の働きを可能にする。
 ・いわば、三つの資質・能力の柱の循環的な過程の真ん中に見方・考え方を置いて、それを使いつつ、その循環がらせん的に進むという具合にイメージできる。
 ・いくつもの教科等の見方・考え方が確立して、それらが資質・能力を支え、学校の学力を作り出していく。
 ・その資質・能力はさらに広がり、生活全般のあるいは高度な(大学等の)熟達の土台となっていく。
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「学習」と「学び」。

2016/12/06 20:49
 このところ書くネタがないので,今回も無藤 隆先生の書かれたものを紹介する。

 「学習」と「学び」。

 この二つの用語はどう違うのか。
 けっこう質問されてもよく分からないが。
 それにそもそも、英語に直してどう言えばよいか分からない区別は私は好きではないが(純和語ならともかく)。
 なので、強いて言えば、という思いつき的回答ですが。

 学習は教授と対比される(学習は学校を定義する法令用語でもある)。
 学びは(たぶん)教えることとの対比ではない。
 学びとは学ぶことという動詞的意味である。
 学びは学びつつあるという過程を表す。
 学びは経験であり、その変容である。
 学びは教えることや指導することと無関係にいくらでもいつでもどこでも成り立ちうる。
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納得と理解は違う

2016/12/05 20:43
 無藤 隆先生の発信物の内容がとてもいい。
 紹介する。

◇ なるほどと納得した気になることは理解とは違う。

 なるほど!とか、納得!とか、分かった!とかとなることを、授業で目指す理解だと思うかもしれないが、そうだろうか。
 今はもうないのだろうか。中学入試を解かせるクイズ番組があり、回答の後に説明があって、理科的なものだとミニデモンストレーション実験や算数だと図による巧みな説明があり、なるほどと多くの人たちがわかった!という気になったのだと思う。
 それは授業で目指す「理解」か。
 私は多くの場合に違うと思う。それは一行知識のなるほど感に止まる。すぐに忘れてしまう。あるいは少し角度を変えた問題だと分からなくなってしまう。
 なぜか。
 自分の既に持っている知識との結びつきが図れていない。自分の間違った予測の根拠が吟味されず、なぜ間違えたかが見えていない。そのため、既有の知識との関係が定かになっていない。それはすなわち構造化がなされていないということだ。
 構造化を進める最も基本となることはヒントをもらいながら、試行錯誤しつつ、問題を解き、考え、なぜその答となるかを模索することだ。自分の持っている様々な知識との関係がバラバラではなく、つながりを作り出す形で使われるからである。

 従来の上手な授業って、なるほど!だけのものであることがけっこうあるのではないかな。
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プログラミング的思考力

2016/12/02 20:30
 明治図書ウエブマガジン「教育zine」より紹介する。
 これは私の苦手分野。
 

◇ プログラミング的思考力をどのように身に付けさせるか
聖心女子大学 メディア学習支援センター長(教授)永野 和男

 新しい学習指導要領において、小学校段階からプログラミングに関する能力を付けさせるべきという論議が出てきて、教育現場を不安にさせていると聞く。確かに、コンピュータとはどのようなものであり、どのような仕組みで動作しているのかを理解するためには、動作の礎となるプログラミングやアルゴリズム、あるいはセンサーや制御の技術についての知識は、避けることができない。ただ、それが、小中高のどの段階で、どの程度まで、しかもすべての児童・生徒が理解したり、体験したりする必要があるのか、またどのような学習活動が適切なのか、がここでの論点なのである。

1 「プログラミング的思考」とは、どのようなものか
 さて、この論議で出てきた「プログラミング的思考」とは、どのようなものか。プログラミングとは、機械に理解でき実行できる命令の範囲で、目的の仕事(作業)を自動的に順次に行わせる手順を考え、記述することと考えてよい。多くの場合、この命令は英語など人に意味が分かる動詞と目的語でテキスト記述できるようになっており、プログラミング言語と呼ばれる。すなわち、プログラミングは、プログラミング言語を使って、コンピュータに自動処理させる方法を学ぶことになる。ここでの本質的な考え方とは、コンピュータのプログラムは、1)順に動作する一命令、 2)条件分岐と3)繰り返しの組み合わせで動作すること(構造化プログラムの基本的概念)、あるいは、イベントが発生すると対応して動作するメカニズム群(イベントドリブンやオブジェクト指向)などの考え方である。
 実際のプログラミングでは、変数や数値の代入、データの操作、関数の概念が必要で、シンボルの形式的な操作が未成熟(12歳以後に、身に付くと考えられている)な児童には、概念的に理解することは困難であろう。したがって、プログラミングするとしても、言語ではなく、具体的なシンボルや図といったものを媒介にする環境がなければ、小学生には理解できない。また、処理の結果も、一つひとつの命令に対応した動作が目で確認できるものでなければ、自分で誤りにも気が付けない。したがって変数を使って、計算をさせるプログラムやアルゴリズムの理解ではなく、プログラミングのもつ本質的な特性や考え方を、体験や実習を通して、徐々に身に付けていくという考え方が必要になる。これが「プログラミング的思考」の育成である。

2 どのようにすれば、「プログラミング的思考」の育成が可能になるのか
 では、どのようにすれば、「プログラミング的思考」の育成が可能になるのか、まずは、作業の流れから定型的なこと、法則的なことを見つける練習が入門的である。例えば、日常的に行っている動作(朝起きて、学校にいくまで)行動を取り出し、手順に書き出してみる、条件(雨が降っていたらなど)によって行動が変化するなら、それを列挙してみるなどである。
 しかし、やはり、実際にプログラミングを体験して何かを完成させるという課題中心型の学習を行うことは必要不可欠であろう。これには、児童が理解でき、自分で操作し、結果が確認でき、完成まで自分で確認できるように工夫されたプログラミングの環境が必要になる。古くは、LOGOなどが教育用として代表的であったが、最近では、Scratch(スクラッチ)、Viscuit(ビスケット)、Alice(アリス)など、ビジュアル型・ブロック型と呼ばれるプログラミング環境(ツール)が利用できるようになり、小中学生を対象としたワークショップの試行もある。具体的には、命令(や目的語)を示すアイコンやイラスト、繰り返しや条件分岐を示す図やブロックチャートを画面上に並べ変えプログラムを構成する。また、結果はイラストや、キャラクタの動きなどで示すというもので、プログラミングに必要な基本要素が含まれている。これらのツールを使うと、物語を作ったり、キャラクタを躍らせたりできるので、児童・生徒も喜んで取り組める課題になるだろう。
 しかし、ここで重要なことは、同じロボット操作や、アニメの制作でも、その課題に含まれている要素により、「プログラミング的思考」につながる学習とそうではない学習に分かれるということである。プログラミングでは、目標とする動きをはっきりイメージしてから、それに向かってプログラミングをさせることが重要であり、いろいろな機能を使って創作的な動きを試してみるというだけでは、結果を予想し与えられた命令や条件で考えるという「プログラミング的思考」にはつながっていかない。一方で、自分で結果を見直し、自分で修正させる(デバッグ)十分な時間の確保も必要になるため、音楽や図工、体育などの表現活動の演習と連携して取り組むことも必要になると思われる。
 その意味で、児童向きプログラミング教育の諸外国のツールは、まだ筆者から見て満足できる環境にはない。しかし、学習指導要領が決定すれば、わが国の学校での利用に向けた小学校向けのプログラミング演習環境が開発されるようになるだろうし、それを期待したい。
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授業を見るポイント

2016/12/01 20:09
 「私」とは,無藤隆先生です。

  私が授業を見るポイント。

 特に、いくつもの授業を次々に見るときのどうやらとらえているらしいポイント。一つが例えば5分とかだから、中身を詳細に検討できることはない。一応、指導計画を参照するのでその概略は分かるので、その発問や教材解釈が雑だったらそれで判断するが、それと共に、授業の雰囲気を見るというか、感じようとします。たいして深いことは分かりませんので、そして私に教科教育の詳細が分かるはずもないので、この程度のことになります。

○ 授業の雰囲気から
 ・穏やかな雰囲気で進んでいるか。しらけていたり眠そうなものは困るが、盛り上がっているのもどうかと思う。淡々と(研究授業だから緊張はしているわけだが)まあ普段の授業のよい点が出ているらしい感じがある。
 ・クラスが全体として一つの方向へと集中し、他の子どもの発言などに注意が向かうか。
 ・時にちょっとしたことでほほえみが生まれ、ほほえましい感じが出ているか。

○ 指導計画と合わせて
 ・授業の最初と最後で子どもは確かに一歩進む計画か。
 ・次の単元などへと持って行けるスキルや概念があるのか。
 ・小学校なら6年間という長い成長を念頭に置いて、1年・2年そして6年と学年に伴い、高いところへと進んでいるか。

○ 指導案や事後検討会や全体発表から
 ・教師がこの研究授業を通して何を学んだのだろうか。
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「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」

2016/11/30 20:21
 役に立ちそうです。


□【お知らせ】「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」の代表音訓索引について
                           〔文化庁文化部国語課〕
 ウェブサイトで、簡単に検索できるようになりました。
 平成27年度末に、文化審議会国語分科会から「常用漢字表の字体・字形に関する指針」が報告されましたが、このたび、常用漢字表に掲載されている字の字体・字形をウェブサイトで簡単に検索できるシステムを公開しました。
次のような疑問を、PCやモバイルですぐに解決できます。
○「木」の縦画は、とめてもはねても○か?
○「天」の横画は、どちらを長く書いても○か?
○「保」の右下は、「木」で書いても「ホ」で書いても○か?
○「言」の一番上の横画は、真横に書いても点でも○か?
※代表音訓索引システムは、次のURLを御覧ください。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/joyokanjihyo_sakuin/index.html

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教職員定数についての議論

2016/11/29 20:10
 関心のある方はお読みください。


 □【お知らせ】財政制度等審議会における教職員定数についての議論に対する
   文部科学省としての考え方について
                                 〔初等中等教育局財務課〕

 未来を担う子供たちに、どのような教育環境を保障していくのか。
 今まさに、学校指導体制の在り方について、政府内で議論されています。
 このうち、教職員の定数について、財務省が11月4日の財政制度等審議会財政制度分科会で見解を表明しました。また、同様の見解は、11月17日付の「平成29年度予算の編成等に関する建議」(財政制度等審議会)にも反映されています。文部科学省としても、11月8日時点で考え方をまとめていますので、皆様に広く御覧いただきたいと考えています。

※「財政制度等審議会財政制度分科会における教職員定数に関する主張に対する文部科学省としての考え方」は次のURLで御覧いただけます。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/hensei/003/1379277.htm

 近年、教員が対応しなければならない教育上の課題が増加しています。
 学校には、現に、障害や日本語能力、貧困、いじめ・不登校などの課題を抱え、適切な指導を必要としている子供がいます。また、学習指導要領の改訂・全面実施を控え、教員は小学校英語の教科化にも対応しなければなりません。このように、学校現場を取り巻く環境が激変している中で、教員の質の向上とともに、子供と向き合う教員の確保がどうしても必要となっています。
 文部科学省では、こうした課題に対応するため、平成29年度概算要求において、今後10年間を見通した「『次世代の学校』指導体制実現構想」を提示し、今後10年間で29,760人の教職員定数の改善(教職員定数全体としては15,640人の減)を要求しています。
 まさに教員は、日々、目の前にいる子供たちへの適切な対応が迫られています。例えば、十分な通級指導が受けられない「通級待機」の子供たちもたくさんおり、こうした子供たちが日々成長していくことを考えれば、今回の要求は先延ばしができないまさに「待ったなし」のものです。
 一方、財政制度等審議会の資料では、様々な課題が増加しているにもかかわらず、現在の教育環境の維持を前提として、機械的に教員数を削減しようとしたり、特別支援教育の成果をペーパーテストで測ることを前提としたりと、誤解や事実誤認に基づく記述も見受けられます。これでは学校現場の実態が踏まえられていません。
 一人一人異なる背景や特徴を持つ子供に対して、個に応じた指導や評価を行っていくためには、教育を担う教職員の充実が必要不可欠です。
 文部科学省としては、今後も学校現場の実態を踏まえ、学校現場が今何を必要としているのかを十分に見極めた上で、学校指導体制の充実に向けた取組を進めてまいります。

※関連資料は次の各URLから御覧いただけます。
平成28年11月4日開催「財政制度等審議会財政制度分科会」配付資料
http://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia281104/02.pdf
平成29年度予算の編成等に関する建議(「3.教育」は37〜45頁)
http://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia281117/01.pdf
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「審議のまとめ」解説A

2016/11/25 20:51
 2本目の動画が公開された。
 1本目と合わせて必見(必聴)。
 

◇ 「審議のまとめ」解説A 何ができるようになるか−育成を目指す資質・能力−

 https://www.youtube.com/watch?v=XjeD_DDi9Xw&list=PLGpGsGZ3lmbDwBiueSee9hgwhVCM6zmJP&index=1

 平成28年8月26日に中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会によってとりまとめられた「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ」(「審議のまとめ」)について、論点ごとに解説する映像資料を作成しました。今回は「何ができるようになるか−育成を目指す資質・能力」について解説します。(平成28年11月24日)

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