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The 小学校教育

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小学校教育の今を見つめ,そして未来を考えていきます。
ひとりでも多くの教師,保護者,一般の方に小学校教育の今を知っていただき,そして地域の小学校に関心を持っていただきたいのです。

「授業実践力向上net」を設立しました。ご覧ください。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shimacha/MyHomePage/
  *土日祝日は休刊します。
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指導しない教師

2017/12/18 20:17
 以前書いたような気がするが,再度掲載させていただく。

 私の知り合いのTさんのブログに次のようなことが書かれていた。
 父親に殴られて朝から機嫌の悪い子が,教室の机を次々とけり倒した。
 担任は,「大変だったね。もう痛くないの」と言ってそっと席につかせた。
 まず,その子を受け入れ,共感する対応。
 その後,担任自らが倒れた机を元に戻した。
 Tさんは,この話を聞いて,受け止める,共感する,受け入れる,という言葉や思いが先行している状況に危機感を覚えたと言っておられる。
 私はこのブログを読んで,次のようなコメントを投稿した。

 ブログを読んで思い出した話が2つあります。
 1つ目は國分先生のご講演
 「治す心理学」と「育てる心理学」
 前者は臨床心理士などの仕事,教師は後者でなくてはならない。 
 ロジャーズの何でも受容する心理学が広く日本で受け入れられるようになって,教師の対応が前者に傾きつつあることを憂う,というお話でした。
 共感するだけで,何の指導もしないというわけです。
 2つ目は,大村はまさんの著書。
 研究授業で,ある子が「先生,わかりません」と挙手したそうです。
 担任はそばに行き,立ったままの姿勢で「う〜ん,これはね,あなたのこのいい頭でじっくり考えれば,きっとわかるよ」と言いながら,頭をなでました。
 協議会のとき,多くの参会者が,この対応を賞賛しました。
 ところが大村さんは「子どもがわからないと言っているのに,教師は何の指導もしていないでしょう。その子の思考が少しでも前に進むように,そっと後押しをするべきです。それも,その子のそばでしゃがんで同じ目線で」
と言われました。
 「指導しない」教師・・・。
 案外多いかもしれません。
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児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ(第2回) 配付資料

2017/12/15 20:44
 今日の文科省メルマガより。
 目を通しておいて損はないと思う。

 ・教育課程部会 児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ(第2回) 配付資料
  http://melmaga.mext.go.jp/c/eBV01PG001EO

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法律から見た「非正規教員」  文部科学省のまとめによると、全国の公立小中学校におけるいわゆる非正規雇

2017/12/14 20:16
 分かっているようで分かっていない正規教員と非正規教員の違い。
 時事通信社の教育支援サイトes.jiji.comメールマガジンから紹介したい。


法律から見た「非正規教員」

 文部科学省のまとめによると、全国の公立小中学校におけるいわゆる非正規雇用の臨時的教員は4万1030人(16年度)いるという(6月27日付読売新聞)。臨時的教員は、学級担任や部活動の指導など正規の教員とほぼ同じ仕事をするが、雇用関係が不安定で、正規教員と同等の処遇が保障されないなど課題が多い。文科省は教育委員会のヒアリング等を通して、臨時的教員の処遇改善を働き掛ける方針を示している。
新たに会計年度任用職員を創設
 公立学校の非正規教員の任用形態は、自治体によりさまざまであるが、法令上、次の三つに分かれる。第1は、特別職(非常勤講師)。非常勤講師は、地方公務員法3条3項三号の「臨時又は非常勤の顧問、参与、調査員、嘱託員及びこれらの者に準ずる者の職」の規定に基づき特別職として任用される。特別職には地方公務員法の規定が適用されず、給与だけでなく勤務日数に応じた報酬が支払われる。また、地方公務員災害補償法や地方公務員共済組合法等も適用されない。
 第2は、臨時的任用(常勤講師)。地方公務員法22条2項は@緊急の場合A臨時の職に関する場合B採用候補者名簿がない場合―――6カ月を超えない期間で臨時的任用を行うことができると規定する(1回のみ更新可能)。この規定により、正規教員が病気休暇、休職、長期研修等で一時的に欠けた場合、補充教員を臨時的任用する。臨時的教員の給与については、通常、教育職の給与条例が適用され、服務規律もほぼ正規教員と同様の扱いがされることとなっているが、具体的な扱いは自治体により差がある。
 産休および育休の補充教員は、地方公務員法でなく、特別法で定めている。すなわち、産休補充教員については「女子教職員の出産に際しての補助教職員の確保に関する法律」3条による臨時的任用が、育休補充教員については「地方公務員の育児休業等に関する法律」6条による臨時的任用または任期付任用(3年以内)が行われる。両者とも処遇等は基本的に正規教員と変わらない。
 近年、少人数指導・チームティーチングのための教員加配や少子化による将来の教員減対策としての雇用調整の観点から、地方公務員法22条2項の趣旨に沿わない臨時的教員が増えている。
 第3は、任期付任用と定年退職者再任用。まず、任期付任用は「地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律」により、高度の専門的な知識経験等を必要とする職や一定の期間内に終了が見込まれる業務等について、任期(5年以内)を定めて採用する制度である。給与等は、正規職員の例を考慮して条例で定める。教育関係では、例えば、民間人校長の任用や海外勤務配偶者同行休業の補充教員等の任用に用いられている。
 次に、定年退職者再任用は、1年を超えない範囲内で任用(更新可能)する(地方公務員法28条の四)。勤務形態は、通常勤務と短時間勤務がある(地方公務員法28条の五)。短時間勤務は、非常勤講師に類似するが、これは特別職でない。通常勤務も給料は定年前より低くなり、昇給はない。
 ところで、今年5月に地方公務員法が改正され、一般職の非常勤職員について、「会計年度任用職員」(22条の2)の制度が定められた(施行は20年4月から)。近年、特別職や臨時的任用について、制度の本来の趣旨に沿わない運用が行われ、服務や処遇等が不統一となっているため、雇用期間を会計年度内に限る新たな任用制度を定めて、服務、給与、休暇等の明確化を図ることとしたわけである。同時に地方自治法を改正し、期末手当の支給を可能としている。
 特別職の非常勤講師や地方公務員法22条(改正法施行後は22条の3)の趣旨に沿わない臨時的教員等は、今後、会計年度任用職員として任用されることが考えられる。

                                           国立教育政策研究所名誉所員 菱村幸彦
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同時進行型で仕事を進める

2017/12/13 20:45
 教員は忙しい,仕事がきつい,たいへんだ等々,さかんに取りざたされている。
 若い先生たちは,いつまでも残って仕事をしている。
 しかし・・・,解消のための努力をしているだろうか?
 「初任研のレポートの締切が明日,そして学級通信に週指導案簿に,そして授業参観の準備,もうパニック!」
 こんな調子だ。
 計画性,仕事の見通しがないのだ。
 1つの仕事にかかりきりでいられるなら,スケジュールを立てる必要はない。
 私たちは,たいてい2つ3つの仕事を重複して抱えている。
 重なっている仕事の締切や重要度は様々。
 3日後とか,2週間後,あるいは2ヶ月後など。
 そして隙間時間にやれるものもあれば,じっくり構えなければできない仕事もある。
 こういう仕事を同時進行させているのだ。
 これらをうまくこなしていくコツは,それぞれのスケジュールを一覧表にしておくことだ。
 週単位でマトリクス化させるのが適当であろう。
 例えば,縦軸に仕事の種別をとる。
 隙間時間でできる仕事,学校でできる仕事,自宅で時間かけてじっくり取り組む仕事といった調子に種別化する。
 Aの仕事は毎日の隙間時間で少しずつやればできる,Bは自宅でじっくり時間をかけてやろう,Cは今日明日くらいでできそう,Dは○○さんと打ち合わせしながら,といった具合に。
 横軸は時系列にする。
 こうすればやるべきことが時系列で明確になる。
 この上で仕事に優先順位をつけていく。
 こういったことをただ頭の中で,あれとこれをやって,次にこれをやって・・・・,などとやっているからパニックに なってしまう。
 目に見える形に表現すれば見通しが立ち,心も落ち着く。
 少しはゆとりが持てそうである。
 こういったスケジュールを週のはじめに立ててみてはどうだろうか。
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保護者に聞かれたら・・・・

2017/12/12 20:56
 学習指導要領の全面実施が近い。
 折しも個人懇談会の時期。
 かつてこういうことがあった・・・・。

 懇談の席で,新学習指導要領の実施に伴って学校はどう変わるのかという質問が出たそうだ。
 2年目教員のK先生はうまく答えられなかったという。
 想定内のことだったので,資料を作成して職員会議で話をしておいたのだが。
 事前に,特別支援に係ることや新学習指導要領に係ることは,準備方をお願いしておいた。
 経験のある先生方は問題なかったようだが,若い先生方はうまく説明できなかったらしい。
 保護者に聞かれて答えられない・・・。
 これは何としても避けたい。
 マスコミでも取り上げられている。
 保護者の意識もなかなか高い。
 何を聞かれても,的確に答えられるよう,資料を提供したり,学習会を開いたり,周知徹底を図らねばならない。

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教材開発の重要さ

2017/12/11 21:23
 かつて安彦忠彦先生の講演で,次のような話を伺った。

 今の教師に求められているのは,教科書通り,指導書通りに常識的で無難な授業をすることではありません。
 皆が当たり前と思い込んでいることをひっくり返してみせるなど,その類の新鮮な感動を経験させない限り,子どもはついてきません。
 教師というのは一面,「慣れ」と隣り合わせの危険な職業でもあります。教える相手は変わっても教える内容は同じですから,ルーティンワーク化への誘惑が常にあります。
 しかし,それはもはや今の時代に通用しません。」


 現役の頃,若い先生方の授業はたびたび参観してきた。
 どの先生も,「教えること」に意識が集中している。
 教え込もうとしている。
 教えすぎると「考える」ことをしなくなる。
 授業構想を立てるとは,「目標」と「内容」と「方法」を考えることである。
 若い先生方は,「内容」ばかりを教材研究し,それを教え込もうとする。
 「方法」に工夫がないのだ。
 「教えた」つもりになり,安心してしまう。
 ところが子どもはすぐに忘れる。
 有田和正先生は,かく言われる。
 「これだけは何としても教えたい。これを鮮明につかむ。しかしそれを教えてはならない」と。
 教えることは簡単だ。
 「これはこうやってこうするんですよ。わかりましたか」
 しかしこれではプロの授業とは言えない。
 どうやって追究させるか?
 これが教材研究である。
 若手教員にはできていない。
 無理もない。
 これを打開する策が「教材開発」である。
 子どもが思わず身を乗り出してくるような教材を提示する。
 ここがスタート。
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 「新学習指導要領とこれからの小学校社会科」

2017/12/08 20:16
 東京書籍のHPから。
 いい資料が公開されている。

 「新学習指導要領とこれからの小学校社会科」
      新学習指導要領に向けて

 大きく変わる新教育課程の小学校社会科について,わかりやすく解説しています。北俊夫先生ご執筆の総論,「見方・考え方」や第6学年政治先習などに関する論考,第3学年「市の様子のうつりかわり」などの授業構想で構成しています。   東京書籍(株)社会編集部

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評価の観点「関心・意欲・態度」

2017/12/07 21:17
 折しも通知表作成の時期である。
 今回も現役の頃書いた文で恐縮だが,「関心・意欲・態度」の観点について思うところを紹介したい。


 通知表の観点の中でも評価しにくい観点「関心・意欲・態度」について考えたい。
 勤務校でも,そろそろ成績一覧表が提出されてくる。
 ことしの7月のこと,チェックしていて妙な評価が多いことに気づいた。
 「関心・意欲・態度」が◎で,他の観点に△がついている。
 例えば,◎○△△
 逆の場合もある。
 「関心・意欲・態度」が△で,他の観点が○◎○
 「関心・意欲・態度」は,学習の基盤となるものである。
 「関心・意欲・態度」は,学習の内容に対して,「関心を持って」→「意欲的に取り組み」→「態度に表れる」,ととらえるのが妥当である。
 4観点はバラバラにとらえてはならないのであり,学力を4つの窓口から分析的に見るものだ。
 子どもの姿は常に4つが関連し合って出現する。
 ゆえに,「関心・意欲・態度」が△で,他の観点に◎があるのは通常の姿ではないと考える。
 担任を呼んで根拠を聞いてみた。
 「授業中の態度がよくないから」
 「宿題をやってこないから」
 「提出物を出さないから」
 といった理由で,「関心・意欲・態度」を△評価としているという。
 逆の場合もある。
 たとえば,「関心・意欲・態度」だけが◎で,あとは○△△
 こちらの根拠は,大多数が「教育的配慮」
 「ほんとうに到達しているのか?」
 と問うても,明確な回答がない。
 このような状況を打開しようと,夏季休業中に評価についての学習会を開いた。
 週明けには成績一覧表が提出されてくる。
 客観的で適切な評価に努めたい。
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10連休ができる?!

2017/12/06 20:17
 10連休ができるらしい・・・・,というニュース。
 「だれも反対しないだろう」とは官邸の言い分。
 います,ここに。
 授業時数がますます少なくなっていく。
 現役の頃書いた文を紹介する。


◇ 授業時数の計上

 2学期も終わろうとしている。
 全学級のここまでの授業実施時数を確認した。
 週案簿は通常隔週で提出することにしている。
 定期的に提出している担任はよいのだが,そうでない担任は・・・・。
 点検してみて驚いた。
 音楽会の練習にひじょうに多くの時間を費やしている。
 ある週は6時間の練習
 音楽は週2時間である。
 残り4時間の練習が「国語」や「図工」になっているのだ。
 聞いてみたところ・・・
 「音楽が多くなりすぎて,他の教科の時数が足りなくなるから」
 また,
 「歌詞の勉強をしたから国語」という屁理屈。
 気持ちはわかる。
 ではどうするのか?
 正直,どうしようもない。
 授業実施時数は限られている。
 同様のことが運動会でも言える。
 体育ばかりが増えていく。
 体育の授業は運動会が終わってもやる。
 子どもたちに
 「体育の時数が多過ぎるから,しばらく体育はやりません」
 というわけにはいかない。
 当然,他教科にしわ寄せが行く。
 年間の授業時数は限られている。
 これでは充足できるはずがない。
 今,来年度の教育課程を編成している。
 高学年は,年間の余裕時数が10時間前後と,厳しい状況である。
 これでは身動きができない。
 何とかしなければ。
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担任の姿勢と学級の実態

2017/12/05 20:42
 私の現役の頃の話。
 担任の姿勢と学級の実態について。

今日は,午後から研修会や授業研究会に出かける担任が多かった。
5時間目と6時間目に補欠授業に入った。
5時間目は2年生のクラス。
このクラスは,いつ入っても気持ちがよい。
学級ができている。
担任の日頃の学級経営の成果がこういうときに現れる。
指示がきちんと通る。
九九の勉強だったが,隣同士で教え合って進めている。
「六九?」
「六一から順番に言ってみなよ」
「そうそう,五十四じゃん」
学び合いができている。

6時間目は5年生のクラスに入った。
教室に入った瞬間から2年生の教室とは違う。
何となく空気がよどんでいる。
生気がない,活気がない・・・・。
指示されたプリントを配付する。
解き始めてしばらくしたとき,
「おーい,先生」
ときた。
質問があるらしい。
答える前に,しっかり注意しておく。
以後も,席を離れたり,隣としゃべり出したり・・・。
その都度注意するが,効き目なし。
残り10分になったとき,中断させてしっかり指導しておいた。

夕方,2人の担任が戻ってきた。
2年担任は「今日はありがとうございました。子どもたちどうでしたか?」
と,礼だけでなく,子どもたちの様子もきっちり聞きに来る。
一方,5年担任は・・・・・。
担任の姿勢が学級経営にしっかり反映されている。
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 「並行読書」という言葉

2017/12/04 20:27
 ちょっと古い話で恐縮だが,「並行読書」という言葉。
 教科調査官の水戸部先生の書かれた文を紹介したい。
 難しいことではない。
 似たようなことはやったことがある。
 しかし,きちんと学習の仲に位置づけ,意図的・計画的に取り組むことで,いっそう力がつく。

「単元を貫く言語活動を支える!ねらいに応じた並行読書の工夫」

                文部科学省教科調査官 水戸部修治

 並行読書とは,当該単元の指導のねらいをよりよく実現するために,共通学習材(通常は教科書教材)と関連させて本や文章を読むことを位置付ける,指導上の工夫のことです。
 並行読書の最大のメリットは,子供が主体的に読む姿を実現しやすくなることです。とりわけ,読むのが苦手な子供ほど,教科書の読みではなかなか見られない,主体的に学習に臨む姿が,多くの授業で見られるようになります。実践してみて強く実感できたのではないでしょうか。自分で選んだお気に入りの作品を読むということは,
子供たちをこんなにも主体的な読者にするものなのかと驚くほどです。
 また,教科書以外の作品や文章を読む機会が得られることで,子供たちがより多くのストーリーやものの見方・考え方,優れた叙述などと出合うことができますし,一つの物語では見えてこなかったものが,複数の本や文章を関連付けることによって見えてくることも多いでしょう。
 さらには,教師の側から見れば,教科書の読みを自分で選んだ本の読みに適用できるようにすることで,確実な指導と評価を行うことが可能となるのです。
 日常的に読書量の多い子供たちだけを念頭に置けば,教科書教材だけで学ばせても,読む能力を高められるかもしれません。しかし,読書の絶対量が少ない,いわゆる「読むのがしんどい子」を確実に支援するためにも,並行読書の意義は大きいと言えるでしょう。
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明治図書 教育Zine から

2017/12/01 21:19
 明治図書のHPから紹介する。
 詳細は次のサイトを。
 https://www.meijitosho.co.jp/eduzine/opinion/?id=20170657


◇ 一人学習と共同学習の指導で、対話的な学びを実現する
                             宇都宮大学教育学部教授溜池 善裕
1.授業の目的と対話的な学び
 授業の目的は、子ども一人ひとりにおいて、自律的な学習(以下、一人学習)ができるようにすることである。また、この目的を、子どもたちの集団による学習(共同学習)にまで視野を広げると、一人ひとりが自律的な学習をしつつ、子どもたちが自律的に学習できるようにすること、つまり、子どもたちだけで授業をすること、対話的な学びの話合いができる集団をつくることが、授業の目的であるということに気づく。したがって対話的な学びには、一人学習と同時に共同学習の指導が必要になるのである。
2.対話的とは具体的に「何を」学習指導することなのか
(1)個を育てる
 一人学習の指導は、学習がほんものとなることを目指す。ほんものになるとは、寝ても覚めてもその学習が頭から離れず、生活即学習、学習即生活となることである。そこには、学習していることに学校外でも取り組める、環境づくりが必要である。環境づくりとは、@一人学習に取り組める単元・A取り組むしくみ・B発表する場を設定することである。
 @は、社会科に限らず、自分なりに取り組める学習である。Aは、一人学習したことを作文(日記・ノート)として書き、作文を書くことでほんものの学習にするしくみである。日記は毎日書き、ノートを含めて教師がコメントし、そのコメントを通して一人学習を支えたり方向付けたりする。ノートは、テーマ・めあて・一人学習・ふりかえり、という項目を立てて書くようにすると、学校外でも一人学習をする子どもが出てくる。Bは、朝の会や授業時に発表の時間をとることであるが、その予約をする小黒板を設置するなど、発表しやすい工夫が必要である。
(2)集団を育てる
 第二の指導は、共同学習において、@友達のどんな考えも受け止める・A自分の考えに固執しない・B友達に学びながら自分の考えを発展させようとする・C友達やみんなのために自分の学習を位置付け発展させようとする学習指導である。これは、上記(1)Bにおけるおたずねのような小さな共同学習から始めて、それを社会科の共同学習「子どもがする授業」につなげる指導である。簡単な内容の日記や一人学習についてのおたずねの楽しさがわかると、子どもたちはそれをどの教科の共同学習でもやろうとする。
 その際、教師は板書に徹し、子どもたちが板書を参照しながら相互指名で話を進めるなど、目指す共同学習を具体的に子どもたちに提示し、共同学習の具体像に合わせ明確な意図をもって教師が出ることが必要である。例えば、話を上手につなげたところで止めてほめたり、共同学習の最後に、まだ足りないものを考えさせたり、問題点を指摘したりするなどである。
 また、共同学習での指導と言っても、(2)の@Aは一人学習がひとりよがりの学習を抜け出すこと、BCは一人学習が多面的で多角的な視点を獲得することを目指すものであり、共同学習が質の高い一人学習につながる視点が重要である。
3.学習指導の手がかりとしての「書く」
 上記の学習指導には、個々の子どもたちに加え、集団がどう育っているかという手がかりが必要である。そのために生かされるのが、上記2(1)の作文である。作文を手がかりに、一人ひとりの思考の状態と、集団のつながりをとらえるのである。
(1)個々の子どもをとらえる
 子どもが観念的思考を抜け出し、@具体的思考となることをもって自律的な学習は始まる。子どもが事実をもとに具体的に考えると、事実のぶつかりから疑問が生まれ、それを解決しようとしてさらに事実を調べるという学習の循環が生まれるからである。具体的思考をうながす一人学習や、それが起こりうる社会科の単元設定がそこには必要である。そのうえで、子どもの思考は、A矛盾を足場とする思考・B構造的把握へと進んでいく。
 1年生のAさんの作文、「トマトは、赤かったけれど、かわがかたかったです。なぜかというと、日光があたりすぎたんだと思います。あじは、あまくてみずみずしかったです」を例にとろう。この作文は具体的事実にもとづくことから、Aさんはすでに@の段階にあることがわかる。また、「赤かったけれど、かわがかたかった」からは、「赤い=熟している=柔らかい・固い=熟していない=赤くない」という思考が「赤い=熟しているけれど皮は固い」事実によってゆさぶられていることが了解される。赤字のような見方は、あるもの(赤い)をそうでない(赤くない)矛盾の関係にあるものを手がかりにとらえる思考であることから、AさんはAの段階にあると判断される。Bの段階では、複数の矛盾を足場とする思考が、その子なりの結びつき(構造)をもつため、一つの作文に複数の「けれど」「けど」「でも」が書かれ、簡単には割り切らない粘り強さの感じられる作文となる。
 思考の段階は、あらゆる一人学習にあらわれるので、そうなるよう社会科以外でも指導し、具体的思考以降を社会科の一人学習に生かすのである。
(2)集団の動きをとらえる
 子どもたちが、質の高い共同学習、「子どもがする授業」に向かい始めると、作文に友達の名前が書かれるようになり、その数は次第に増えていく。作文に登場する友達の名前が、上記2(2)BCが子ども自らによってなされていることを教師に教えてくれるのである。友達が調べたことを真似したり、友達が調べた場所に行ったり、友達どうしで連れだって聞き取りに行ったりなどを手がかりに集団の動きをとらえ、共同学習を設定するタイミングをはかるのである。集団の動きを知るには、子どもたちが実際に動いてつながっているかどうかを知る手がかりと、そうなるように学習を組むことが必要である。
4.あらわれる対話的な学び
 一人学習と共同学習の指導で教室にあらわれるのは、子どもたちの発言のつながりがつくる学習局面が複数連続した、響き合いのある対話的な学び「子どもがする授業」である。この学習がその後も子どもたちを支えることは、明治図書の『子どもがする授業』(1972)『板書する子どもたち』(1974)『ひとりを見なおす国語の授業』(1975)『仲間を支える子ども』(1977)『静かに話す子ら』(1975)に書かれている。
(※2以降のことは、奈良女子大学附属小の薄田太一先生のしごと実践から教えられたことです。詳細は実際の子どもたちの学習の様子をご覧になって確かめられることをおすすめします。)
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教師の目,教師の都合

2017/11/29 20:53
 どの学校でも職員会議のとき,子どもたちについての情報交換をすると思う。
 「現在,気になる子はいません」
 「うちのクラスには,手のかかる子はいないから」
 という話をする担任がけっこういた。
 気になる子?
 手のかかる子?
 いったいどういう視点から使っている言葉なのだろう。
 「気になる」の主語は担任,「手がかかる」の主語も担任である。
 どちらも教師側から見ている。
 担任が「気にならない」,「担任が手がかからない・・・」。
 子ども側から見ると・・・
 「気にしてほしい」と言っている子
 「手をかけてほしい」と言っている子
 そんな声を上げている子はいないだろうか。
 この例に限らず,学校ではいろいろな場面で「教師側の目」,「教師側の都合」が優先されている。
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文科省のメルマガ

2017/11/27 20:05
 文科省がメルマガをいくつか発行している。
 私はその中から
  @「新着情報メール」
  A「初中教育ニュース」
 の2誌を購読している。
 もちろん無料。
  特にAの方は有益な情報がいち早く入手できる。
 関心のある方は次のサイトへ。

  http://www.mext.go.jp/magazine/index.htm 

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児童生徒の学習評価に関するワーキンググループの設置について

2017/11/24 20:33
 今日の文科省メルマガより。
 次の資料が公開された。

「教育課程部会(第104回) 配付資料」
 http://melmaga.mext.go.jp/c/5jy01OQ001ET

 その中に評価に関する次の資料が含まれている。
 ちょっとだけでいいので頭の中に入れておきたい。

― 児童生徒の学習評価に関するワーキンググループの設置について ―

 児童生徒の学習評価に関する論点例(案)

(観点別児童生徒の学習評価について)
 ○ 今回の改訂では,「知識」は個別の事実的な知識のみではなく,それらが相互に関連付けられ,社会の中で生きて働く知識を含むと整理されており,このような知識の概念的な理解をどのように評価するか。
 ○ 「思考・判断・表現」や「主体的に学習に取り組む態度」をどのような方法で評価するか。

(多面的・多角的な学習評価について)
 ○ 中教審答申において指摘されているペーパーテストの結果にとどまらない多面的・多角的な評価をどのように推進するか。

(効果的・効率的な学習評価の在り方について)
 ○ 教員にとって過度な負担とならないような手立てをどのように講じるか。

(その他)
 ○ 障害のある児童生徒の学習評価にあたって,どのような配慮を行うことが考えられるか。
 ○ 言語能力や情報活用能力など,今次改訂で教科等横断的な視点で育成を目指すこととした学習の基盤となる資質・能力をどのように評価するか。

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成長根

2017/11/23 20:30
 昨日,ちょっとしたがきっかけで「成長根」という言葉を思い出した。
 お亡くなりになった野口先生の講義で知った言葉。
 書いたものを見つけたので,以下に紹介する。

 野口克海先生の講義。
 野口先生が大阪府教委に勤務されていた頃の事例。
 カウンセラーが不登校の子と面接をしたあと,
 「あの子は安定根がしっかりしているから大丈夫ですね。」と言われた。
 野口先生は安定根ということばを知らなかった。
 私も今回の講義で初めて知った。
 「安定根がしっかりしている」とは?
 簡単に言うと,乳幼児の頃にたっぷり愛のシャワーを浴びているということ。
 乳児の頃にどれだけ愛情を注いだか,これがその後の成長を左右するという。
 乳児は自分では何もすることができない。
 泣くことしかできない。
 だから親が愛情を注ぎながら,何でもかんでもすべてやってあげる。
 自分でできないのだから決して過保護ではない。
 過保護とは,自分でできるのに親がしてあげることをいう。
 幼児期になると,できることはきちんと自分でやらせるようにする。
 これも安定根につながる。
 乳幼児期に安定根をしっかりつくっておくと,思春期に何かでつまずいても,きっとクリアしていける。

 講義テキストから引用する。
◇乳児期
  自分では何もできずに,すべてをやってもらう受け身の時期です。
  お腹がへったらおぎゃーとなき,おむつが汚れてもおぎゃーと泣きます。
  そのときに,よしよしとやさしく応答してもらいながら,心地よくしてもらい
 愛情をシャワーのようにいっぱい受けた赤ちゃんは,自分の周りの大人の
 人たちは自分にとってやさしくあたたかい,という信頼感が身体にしみこん
 で身につきます。
  これが安定根です。
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係活動の充実

2017/11/22 20:27
 3学期に学級の組織替えをする場合もあるだろう。
 生活班や係活動。
 学級づくりの中核は係活動だと考えている。
 ここでまず考えてほしいことがある。
 係活動と当番活動の違いだ。
 当番活動は,
 「学級運営のために不可欠であり,誰もが経験した方がよい仕事」である。
 そうじ当番や給食当番,そして日直当番がこれにあたる。
 これらは定期的に交代し,学級全員が経験した方がいい。
 一方,係活動は,
 「学級生活の充実,向上のために必要な仕事を分担・処理していくための活動」である。
 ある程度の期間同じメンバーで,継続して分担する。
 係活動の大事なキーポイントは,「創意工夫」と「個性の発揮」である。
 また,係の活動は,常時活動と発展的活動に分けて考えたい。
 常時活動はその名の通り,日常的に継続して行う。
 発展的活動は別にやらなくてもいいのだが,やると学級生活がいっそう充実,向上する活動である。
 発展的活動を「係の目玉仕事」と呼ぶ。
 目玉仕事とは?
  ・学級を明るく楽しくしていくための仕事
  ・子どもたちのアイデアあふれる楽しい計画
  ・それぞれの個の良さを発揮させる仕事。
 個性を発揮させる場ととらえる。
 そもそも係活動では,個の力が存分に発揮されねばならない。
 自己存在感を十分に味わわせたい。
 絵を描くのが得意な子はポスターづくり,文を書くのかが得意な子はキャッチコピーづくり,花が好きな子がいれば草花コンクール,〇〇が得意な子がいれば〇〇大会といったように,だれもが主役になれる場を設定する。
 発展的活動(楽しい目玉仕事)を,どの係も月に1回は実践したいもの。
 やれば必ず子どもたちの人間関係が変容していく。
 学級集団が必ず変わってくる。
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給食の時間の指導

2017/11/21 20:23
 先日,ある後輩に給食指導について質問された。
 そこで,過去に私が書いた次の文を紹介した。


 担任がいない場合,ほとんどの場合私がその学級に入る。
 だから学校中のほとんどの学級に入ったことがある。
 どの学級でも感じること。
 それは給食の準備と後片付けのまずさ。
 当番の動きが遅い。
 言わないと動かない。
 他の子どもたちは,配ぜん中もわいわい騒いでいる。
 最悪なのは,後片付け。
 いつまでたっても配ぜん台の上に,食缶や皿のかごが残ったまま。
 いったい給食当番は何やってんの?
 これも口を出さざるを得ない。
 やっとワゴン車に返却したと思ったら,今度は配ぜん台。
 汚れたままの配ぜん台をだれも片付けようとしない。
 なに?これ!
 新学年始まって7ヶ月もたっているというのに・・・。
 こういう指導はシステム化させねばならない。
 決まり切った繰り返しの行動なんだから。
 校内を巡視していると,こういう大事な指導の時間に小テストの○つけやノート点検をしている担任がけっこういる。
 早い段階で,きちんとシステム化できるよう,反復指導すべきである。
 今日は2年生だったが,大なり小なりどの学級でも同じこと。
 信じられないかもしれないが,事実。
 あなたのいない給食の時間,大丈夫ですか?

 食べ終わったこの食器の返し方も改善の余地あり。
 一人ひとりそれぞれが自分の食器を返しに来る。
 お皿をかごに入れ,茶碗をかごに入れ,どんぶりをかごに入れ,箸を返してトレイを返して・・・。
 配膳台のまわりは大混雑である。
 そのうち行列ができた。
 私は担任をしていた頃,班内で箸係,トレイ係,箸係,お椀係,ごみ係など,当番を決めていた。
 トレイ係の子は班全員のトレイを集める。
 集めたトレイをまとめて返す。
 1人1回,1箇所に返却するだけでおしまい。
 きわめて効率がいい。
 小さなことだが,班内の人間関係づくりにも役立つ。
 早く片付くと,歯磨きも早く終わる。
 私の場合は,班と係が同一メンバーだったので,余った時間を係の話し合いにあてていた。
 短い時間だが,係活動の貴重な話し合いの時間となる。
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明治図書の「教育zine」

2017/11/17 20:31
 明治図書の「教育zine」というサイトをご存じだろうか?
 今日的な話題を提供してくれる。
 メルマガが届くので,定期的に閲覧している。

 https://www.meijitosho.co.jp/eduzine/

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「学校における働き方改革に係る緊急提言」

2017/11/15 20:26
 今日の文科省メルマガより。

 ・初等中等教育分科会(第114回) 配付資料
  http://melmaga.mext.go.jp/c/ORV01Nv001EY

 この中の主要な議題は

  1.「学校における働き方改革に係る緊急提言」について
 緊急提言として,以下の3点が挙げられている。

  1.校長及び教育委員会は学校において「勤務時間」を意識した働き方を進めること
  2.全ての教育関係者が学校・教職員の業務改善の取組を強く推進していくこと
  3.国として持続可能な勤務環境整備のための支援を充実させること

 詳細はリンク先を。

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新学習指導要領関係資料〈東書メルマガより〉

2017/11/14 20:42
 東書メールマガジンから紹介したい。
 参考になりそう。

◆小学校 東書教育シリーズを掲載しました。
 【国語:「思考スキル」を育む実践プラン集(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101690/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【書写:書写指導の基本のキ Q&A(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101727/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【社会:新学習指導要領とこれからの小学校社会科(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101750/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【社会:新学習指導要領を見すえた 地図帳活用事例集(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101648/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【算数:なるほど!解説と授業プランでみる新学習指導要領のポイントと授業づくり(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101700/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【家庭:主体的・対話的で深い学びを実現するワークシート集(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101710/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【道徳:道徳授業,こうすればできる!(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101647/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207

◆小学校理科の新学習指導要領資料を追加しました。
 【がんばる先生のための理科指導のてびき3 「マンガで分かる! これからの理科の授業」】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101740/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207

◆中学校 東書教育シリーズを掲載しました。
 【国語:学習指導要領改訂を踏まえた国語科の授業づくり(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101731/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【社会:「見方・考え方」を活用した授業実践 −現行学習指導要領の教科書を使って−(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101577/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【数学:なるほど!解説と授業プランで見る 新学習指導要領のポイントと授業づくり】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101584/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【理科:授業ですぐに使える「主体的・対話的で深い学び」実践例―教科書を使った指導の工夫―(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101667/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【英語:中学校外国語 新学習指導要領を読み解く− 6 つの観点で考えるこれからの学び−(新学習指導要領に向けて)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101660/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
 【技術・家庭:ドリトルによるプログラミング学習】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/detail/101646/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207
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思考技法を身につける授業

2017/11/13 20:30
 思考スキル,思考ツールにの大御所である黒上先生(関大教授)のちょっとして文を見つけた。
 納得させられる。
 
◆思考技法を身につける授業

 2つの方法があると思います。
 それは各教科指導の「中」か「外」で身につけるということです。

 後者については,例えば関西大学初等部では総合的な学習の時間に図書教育を通じて子どもの思考力を伸ばす活動を試みて います。 「○○博士になろう」という低学年の実践では,乗り物や恐竜など興味のあるテーマについて,本を使って情報を収集し,まとめ,自分の「辞典」を作るという活動を行っています。

 情報を集めるために必要な本を探すとき,子どもは大きなカテゴリを見るだけでなく,その下の細かなカテゴリを探さないと見つけられません。こうした活動,経験を通じて子どもは「概念の上下関係」を知るでしょうし,それぞれのカテゴリにおける語彙もいっぱい獲得していくと考えています。当たり前のようですが,子どもにとって物事の包含関係はそんなに意識されているわけではなくて,例えば,犬とダックスフントが同じ階層で考えられている可能性があるのです。それを徐々に階層化していくことから始まって,やがて犬と猫は具体的にどう違うのか,など考えられるようになるわけです。

 私は,このような学習活動が,思考力を育み,情報教育の根底を支えると思っています。物事を比較して考えるための視点や方法などの思考技法を教えたいのです。そして思考技法だけを取り出して教えることもできるのではないかと考えています。そのスキルを活用して,情報をまとめ,自分の意見として組み立て,最終的にはそれを人に伝えるということまでできるようにしたいのです。

 学習指導要領の各教科の記述を分析していますが,例えば, 記述の中には,「比較する」などのキーワードが散りばめられています。
 「比較」という言葉を一つとっても,学年,教科によってその書きぶりはさまざまです。学年が上がるにつれて比較対象が複雑になることや,「比較」という行為からやがて「分類」という行為に思考の段階が変化することもわかってきました。

 今後,小学校における思考の発達段階を明確にし,カリキュラムを作り上げていきたい。そして各学年で必要な思考技法を学ばせ,それらを各教科指導の中で「活用」させるようにしていきたいと思っています。それが,2つめの方法になります。
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学習指導要領移行措置

2017/11/10 20:39
 東京書籍メールから紹介したい。
 これは役立ちそう。

◆「新学習指導要領」関連資料に,「移行措置の概要」や「平成30年度用年間指導計画作成資料」などの移行措置に関する資料を追加掲載しました。

 【移行措置関連資料(小学校・中学校)】
 https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/shin_shido/?utm_source=t&utm_medium=m&utm_campaign=207

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書籍紹介 「カリキュラムマネジメント入門」

2017/11/09 20:07
 今回は書籍の紹介。

◇ カリキュラム・マネジメント入門
   深い学び」の授業デザイン
      学びをつなぐ7つのミッション

        田村 学 (編集)  東洋館出版社 ¥2,160



 Amazonから内容紹介を引用する。

 子供の姿や地域の実情を踏まえ、教育目標の実現を目指し、学習指導要領に基づく教育課程を編成・実施・評価し改善する! それがカリマネのミッション!

 新しい学習指導要領への改訂に向けた中教審答申(平成28年12月)では、一人一人の子供に、(1)生きて働く「知識・技能」、(2)未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」、(3)学びを人生や社会において生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」の育成を求めています。

 これら資質・能力の3つの柱を育成するためには、「アクティブ・ラーニング」の視点による授業改善が必要であり、その鍵を握るのが「カリキュラム・マネジメント」です。なぜなら、「主体的・対話的で深い学び」を単位時間において実現するには、その1時間がどのような単元に位置付いているかという単元構成を抜きにして考えることは到底できないからです。

 カリマネには、次の3つの側面があります。
 [カリキュラム・デザイン]教科横断的な視点で、教育目標達成に必要な教育内容を組織的に配列
 [PDCAサイクルの側面]教育課程を編成・実施・評価し改善するPDCAサイクルを確立
 [内外リソース活用の側面]校内外の人的・物的資源(リソース)を活用するカリキュラムを効果的に編成

 そこで、本書では、次の7つのミッションのつながりを全体構成の基本原理に据え、生活科・総合的な学習の時間を軸としたカリキュラム・マネジメントの実践を通して、教師の働きかけと具体的な子供の姿を明らかにします。

 [Mission A]体験と言葉を「つなぐ」
 [Mission B]単元を「つなぐ」
 [Mission C]教科を「つなぐ」
 [Mission D]暮らしと「つなぐ」
 [Mission E]1年の期を「つなぐ」
 [Mission F]教職員やまわりの人を「つなぐ」
 [Mission G]課題と成果を次年度に「つなぐ」

 カリマネという言葉自体は以前からありますが、これから求められるカリマネは、現場の授業者一人一人が自分たちの力でよりよい授業を実現できるようにすることが目的です。そのような意味で、学校の管理職などの一部の教職員が行えばよいというものではありません。

 ぜひ本書を通じて、カリキュラム・マネジメントの考え方や進め方を知っていただき、授業を磨く契機としていただければ幸いです。

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漢字の移行措置に関して

2017/11/07 20:18
 明治図書の教育zineから。

◇ うっかりしていると履修漏れ!? 漢字の移行措置
 国語科では、小学校の新学習指導要領で「学年別漢字配当表」の改訂が行われました。
 平成30、31年度と移行措置が必要ですが、漢字の配当変更は約30年ぶりのことで、対応に少し戸惑ってしまいますね。具体的に、どうすればいいの? というところを、学習指導要領の改訂に伴う移行措置の概要から抜粋し、平成29年度現在の学年で整理してみました。
【小学校】
 平成30年度の第4学年、平成31年度の第4学年及び第5学年においては、新学習指導要領の学年別漢字配当表に配当されている漢字により指導する。
【中学校】
 平成31年度の第1学年、平成32年度の第1学年、第2学年で学習する漢字に追加して指導する。
【都道府県名に用いる漢字の読みと書き】
 茨、媛、岡、潟、岐、熊、香、佐、埼、崎、滋、鹿、縄、井、沖、栃、奈、梨、阪、阜(20字)

 以下に注意し、平成32年度(小学校)、平成33年度(中学校)の新しい教科書に沿って学習すれば、履修漏れは防げることになります。

 この先は省略する。
 詳細は以下のHPをご覧いただきたい。
http://meijitosho.co.jp/go?to=bGluaz03MTFBJnVpZD04MjQ0MCZ1cmw9JTJGMjAxNzA4MTgmY3JjPUFFMTU
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社会科での問題解決学習

2017/10/31 20:06

 興味深い論文を見つけた。
 社会科での問題解決学習に有益なヒントを与えてくれる。

    「問題解決的な学習に基づく小学校社会科の授業構築」
      ―学習問題の構造に視点をあてて―
                      仏教大学 小林 隆氏

 社会科授業なのに「社会」が見えていない授業が多い。
 対象とした事物・事象は見えても「社会」が見えない。
 言い換えれば、例えば工場見学が「工場」学習に留まり、「工場」を通した日本の工業の学習に発展していないのである。
 この指摘にあるように、『「社会」が見えていない』授業だから、答申にある「社会的な見方や考え方」や「よりよい社会の形成に参画する資質や能力」が養われていない授業が数多く実践されていると判断できる。
 つまり、各地で問題解決的な学習に基づいた授業が構築さ れ実践されているものの、社会科としての目標に達していな い場合が数多く報告されている現状が指摘できるのである。

 問題解決的な学習が未成熟である原因は、社会科の学力や知識と学習問題の関連が未整理な点、授業において学習 問題が構造化されていない点の2点にある。
 学習問題とは、子どもが問題解決する学習テーマのことである。
 社会科の授業を管見すると、「〜について調べよう」「〜の工夫や努力を調べよう」「どのような〜」などの学習問題により社会事象の表面的なことを調べ、まとめ、交流させて終了する事例が多い。
 学習問題に関しては、元教科調査官として問題解決的な学習を先導した北俊夫氏が次のように述べている。

 (略)学習問題は、「スーパーマーケットのひみつを調べよう」とか「ごみはどのように始末されているか」といった事実を認識するための学習問題では不十分である。
 (中略)「ごみの始末をなぜ市の仕事として行っているのか」といった学習問題の方が、子どもの思考が誘発される。
 社会の仕組みや働きが認識できるような学習問題を設定することによって、社会認識が一層深まり、社会の形成にかかわろうとする意識や態度も育っていく。

 要は,単元構想の立て方が大きな成否の鍵を握っているということだ。
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「深い学び」で生かす思考ツール

2017/10/30 20:02
 田村先生と黒上先生のコンビといえば・・・・,
 関西大学初等部の研究アドバイザー。
 お二人の近著を紹介したい。

◇ 田村学・黒上晴夫の「深い学び」で生かす思考ツール (教育技術MOOK)
  田村 学, 黒上 晴夫:著  小学館:刊  ¥1,620

  内容紹介
  「深い学び」の思考ツール活用法がわかる!
 思考力・判断力・表現力を高める、「深い学び」の授業を、公立小学校の実践で解説しています。
 各教科ごとに、8p構成で具体的に紹介しています。
 単元のねらい、単元の概要、単元の流れ、思考ツールを使った授業、本時における深い学びの子どもの姿、本時の考察、本実践を参考にされる方へ、など具体的な「思考ツール」活用法を紹介しながら、わかりやすく丁寧に解説しています。
 総論では、田村学(文科省視学官)と黒上晴夫(関西大学教授)が、具体的な思考の考え方を解説しています。

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平成29年度指定校事業研究協議会の開催

2017/10/27 20:19
 今日の文科省メルマガより。
 これは少々興味深い。

□【お知らせ】平成29年度指定校事業研究協議会の開催について
                      〔国立教育政策研究所教育課程研究センター〕

 国立教育政策研究所教育課程研究センターでは、各学校において学習指導要領に基づく教育課程が円滑に実施されるために、特に重要な課題について、指定校で実践的な研究を進めています。今回、各学校における指導方法等の工夫改善に活用していただくことを目的とし、教育課程研究指定校事業の研究成果を公開します。
 参加される皆様には、研究協議会を通して、それぞれの立場で抱えている課題等を解決するヒントを見付けていただければ幸いです。多数の御参加をお待ちしています。

 ※詳細は、こちらを御覧ください。 
  → http://www.nier.go.jp/kaihatsu/kyougikai_h29/

 一部を紹介する。

◇ 各研究指定校等の研究の特徴  〈クリックで拡大〉
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◇ 案内のパンフレット  〈クリックで拡大〉
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鉛筆の持ち方

2017/10/26 20:33
 ある番組でキャビンアテンダントのブリーフィング風景を放送していた。
 CAが一生懸命メモをとっている。
 これはこれで素晴らしい。
 しかし,・・・・・。
 ボールペンの持ち方を見てびっくりした。
 ペンの持ち方がまったく妙なのだ。
 かっこよくユニフォームを着こなした美しいCAだが,その右手を見てがっかりした。
 ペンの持ち方が・・・・・。
 やはりいただけない。
 翻って,教室の中ではどうだろう?
 いる,いる。
 私もよく注意したものだ。
 子どもの時に直しておかないと,くだんのCAのようになってしまう。
 鉛筆に限らず,箸の持ち方も同様。
 こういうことは学校だけでなく,むしろ家庭での指導が大切。
 訓練させねばならない。
 子どもたちが大人になって恥をかかないためにも。
 若い先生の中にもいる!
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寺脇 研先生の著書

2017/10/25 20:39
 森友問題では,たびたびテレビ出演なさった寺脇研先生をご存じの方も多いと思う。
 ゆとり教育(文科省はこのことばを使っていないが)を推進する文科省のスポークスマンとして活躍された。
 しかし,世論の批判を浴び逆風が吹き始めると,なぜか更迭された。
 現在は京都造形芸術大学教授。
 若者との私塾「カタリバ大学 」を設立したり,インターナショナル・スクールコリア国際学園の理事を務めている。
 映画評論家としての著著も多い。
 いろいろ評価の分かれる同氏だが,次に紹介する著書は興味深い。

 「文部科学省 ―三流官庁の知られざる素顔―」

   寺脇 研:著  中公新書ラクレ  ¥880+税

 「脱ゆとり」「英語教育」等と騒がれるたびにバッシングされる文部科学省は“三流官庁”とされてきた。
 本当のところ,どんな組織で,何を目指しているのか?日教組,PTA,教育委員会,文教族等との関係は?  “ミスター文部省”が体験を本に教育行政の知られざる世界を解明する。
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